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2006年8月28日 (月)

イタリア人の東京見物につき合う(1)

先日(って8月2週目…)、友人の知人カップル(イタリア人)が初めて日本に来たので、東京見物につき合いました。
一緒に行動していると、どういうわけか今まで気づかなかったぐらい、恐ろしい数(!?)のその他のイタリア人観光客に出会いました。
電車に乗ると向かい側で話している外国語はイタリア語、隅田川を背景に写真を撮ろうとしたその先でポーズをとってるのは知人以外のイタリア人、電車の乗り方を私に尋ねてくるイタリア人男性…!!!なぜ、こんなに!?
イタリア現地のバカンスシーズンだったとはいえ、こんなに東京でイタリア人を意識したのは初めてです。

今、お寿司や和食がイタリアで大ブーム。
ユーロ高と和食ブームをきっかけに、イタリア人観光客が増えてきたのかもしれません。
知人カップルも、「普通の自動車もピカピカだけど、トラックまでピカピカ!信じられん!」
「地下鉄駅がきれい!」
「女の人の日傘がすてき!」
「畳が気持ちいい!」
等々、感動していましたが、きっとプラスαで日本の何かを感じ取ったことでしょう。
数日の経験でも、それがまた何かにつながっていけばうれしいものです。

多くの人たちが日本へ関心を寄せています。そして、実際に日本を訪れてくれる。
私たちは、外国のことよりまず第一に、日本のことをもっとよく知るべきなのでしょう。
この点、いつも反省はするのですがなかなか一筋縄ではいきません。
知るにも限界があるしなあ、せめて歴史だけでも…と思いつつ、いつも挫折。

数ヶ月前、アーネスト・サトウ(イギリス人なのにサトウさん)の「一外交官の見た明治維新」を読み始めましたが、これがかなり面白かったにもかかわらず、字が細かくて途中で投げ出してしまいました。
史実であり、当時日本語通訳者として活躍したサトウが翻訳にかける情熱なども興味深く、西郷隆盛やら伊藤博文やらと彼が直接やりとりする場面など、日本滞在時の様子を生き生きと伝えています。
今度気力が戻ったら再開しよう…。

イタリア人の話に戻そう。
知人カップルは、女性Eがミラノ住まい、男性Gがローマ住まいの長距離恋愛。
週末になるとどちらかの町で一緒に過ごしている様子。
(そういう人、イタリアでは結構多かった気がします。)
つき合って2年半ぐらいだそうですが、アツアツでした。
地下鉄の中でも、見つめ合ったと思ったらちゅっ、とかやってました。まあ、軽い感じでけっこうさわやかさ漂うのはやはり板についているからでしょうか。

竹下通りを歩いていたとき。
「エスプレッソが飲みたい!」と、男性のGが中毒症状をきたしたので、すぐそこのチェーンらしきコーヒーショップに入ったのですが、メニューを見てもエスプレッソが見つからない。
「メニュ−にないよ」と言ったら、「そこにマシーンがあるじゃないか」とGは一点を凝視している。
あれほんとだ、と店員に尋ねたら「はい、ございます」と、メニューも指差すのでよく見たらありました…でも、普通コーヒーはリストの一番上にあるのに、何で中央にあったんだろう…真ん中に目がいくと踏んでなのか!?
Pは「caffe' corto corto!!!」と、注文を付けます。彼女Eも「Anch'io(私も)!」と。
カフェ・コルトは、コルト=短い=超一口サイズの濃いエスプレッソ。
え〜そんなんできるかいな、普通のエスプレッソでいいじゃんと思いつつ、仕方ないので「あの、ものすごく少量でいいって言ってるんですけど…濃いエスプレッソをカップにほんの少しだけ、ってできますか?それを3杯」
店員さん「あの、1杯は普通でいいですか?」
まあ何でもいいけど、私は…ということで「はい、お願いします」
と、本当にコルト2杯と普通盛りエスプレッソ1杯を用意してくれました。
「あの、代金は2杯分で結構です」
…そういう裏技もあったのか。さすが、イタリア人。ちょっと得した気分?

浅草の天ぷらやではお座敷に上がり、畳にご満悦。特にGは長い足を伸ばしてうれしそう。
しかし、真後ろのクーラー(床上、壁沿いに据え付け)がかなり冷えるらしく、気になる様子。
「場所変えてもらおうか?」と提案したら、G「このクッション(注:座布団)で口ふさいでもいいかな?」ときた。
他にもお客さんいるが…まあ、帰りかけてるし…「そうすれば?」とすすめてしまった。
ひかえめに、座布団一枚だけ使ってクーラーの上をふさぎ、あとは何事もなく食事を楽しみました。
座布団、クーラーに置きっぱなしでお店を出てしまいましたが…

「秋葉原にも行きたい!」と突然言われ、普段そちらまで行かない私としてはゲーという感じだったのですが、浅草から地下鉄で秋葉原へ(地下鉄一日乗車券を買ってしまったから)。
また「コーヒー飲みたい」病が始まり、まずはエスプレッソから…ところがやっと見つけたカフェにはエスプレッソなし。「ないって。ふつうのコーヒーをちょっとだけ飲めば?」と私(意地悪?)。そうしよう、と納得したのに、いざオーダーするとき私とEが「アイスコーヒー」と言ったらGも「僕も!」
あればとりあえず満足する、というわけですね、結局。

そしていざ、デジカメとパソコンを求めて。
男性はどこの国の人でも、電化製品で目の色変わります。
彼女は何軒か回った時点でかなりあきれてましたが、むずかる彼女を見て「じゃー君はここでしばらくリラックスしてて」と、彼は彼女をマッサージ椅子に座らせ、店員さんにスイッチを入れてもらい、本人は同じフロアでデジカメを舐めるように吟味。Eはしばらくして私たちの方に戻ってきて、「あ〜気持ちよかった!」と目が半分とろんという感じ。
一方デジカメで気に入ったモデルを見つけたG:「これ、他のお店で見たのより安いけどもう一声交渉してくれ」ときた。待ってました、と苦笑しつつかけ合ったら店員さん、千円まけてくれました。「えっ、5千円ぐらいなんとかならないの?」とくるので、そのまま伝えたら店員さん「もう勘弁してくださいよ〜、そんなことしたらうちの売り上げゼロどころかマイナスです、それは絶対できません!申し訳ありません!」…ということで、結局あちこち同じ機種を求めて回ったけれどもやっぱり買わないイタリア人。

その日の出費は食事は別として、彼女が雷門のマグネット1個で350円、彼が透明ビニール傘1本で500円。(「この傘、おしゃれでずっとほしかった!」だって。買ったとたんに青空出てきたけど構わなかったようです。)

しかし、一日で明治神宮→竹下通り→表参道→浅草→秋葉原、とつき合いましたが、結構回れるものですね。東京って便利だなあ。
結局、その日一日だけの予定だったのが、翌日も築地市場見学につき合うことになり、朝の待ち合わせ場所を決めて別れました。

普段行かないところばかりで、私自身が面白がってたかもしれません。それにしても行く先々で出会うイタリア人達、ほんとにびっくりしました。その時期のイタリア本国の人口がどうなっていたのか、興味あります…。


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