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2010年12月 8日 (水)

東京国立博物館・特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」

先月の話ですが、仕事の関係で東京に出たついでに何の前知識もないまま国立博物館の展覧会へ。

一言でいえば・・・行ってよかった!
仏様や人間をかたどった彫像は、もはや単なるモノではない。
さまざまな念を封じ込めた、生きた静物でした。

第1章は、東大寺の前身であった寺院や東大寺創建時の瓦などの出土品。
基本的な意匠は同じでも、微妙な違いがあり興味深い。
地中海・中東文明から遥か極東まで渡ってきた形なのでしょうか、イタリアに住んでいた時には特に好きだったエトルリア文明との共通の匂いを感じました。

第2章は「大仏造立」
国宝の八角灯篭誕生釈迦仏立像と灌仏、快慶作の座像、大聖武、重要文化財の伎楽面や光明皇后関連の巻物、装身具など。
どれもすごい・・・。
しかしあの灯篭を運んでくるのは相当大変なことだったろうと思います。
あの大きさ、あれだけの量の胴をつぎこんだ大作を目の前にして、天平の人々、それを受け継いできた後世の人々の念に思いを馳せぬわけにはいきません。
灌仏盤の線刻は肉眼ではとても見にくかったので、映像で紹介されていたのは良かったですね。
デジタル映像はいろんな場所で上映されていました。

第3章は、「天平の至宝」
第4章は「重源と公慶」。
共に圧巻。
とりわけ国宝重源上人坐像の凄味、快慶作の重文・阿弥陀如来立像の均整とれたあまりの美しさに息を呑みました。
圧倒され続けて最後に重文の
五劫思惟阿弥陀如来坐像
長い修行で
螺髪がアフロスタイルになってしまったというオチが・・・
不謹慎?かもしれませんが、最後に笑って終わりました(^-^;

途中に大画面の(正面の壁、天井をフルに活用した)バーチャルリアリティー映像では創建時の大仏殿を再現していました。
なぜか自然に涙が出てきてしまった・・・なぜでしょうねcoldsweats01
仏教徒ではないけれど。
はるか高いところから私たちを見下ろす大仏様、想像したことがありませんでした。
宇宙規模で大きく世界をとらえた仏教は、宗教を超えた何か、自然の移り変わりと調和をそのまま表したものなのでしょう。
心の琴線に触れるものがいろいろ・・・自分もそれなりに年をとったのかなあ・・・(笑)
だんだん、昔と観賞の仕方が変わってきた気もします・・・

展覧会は次の日曜日、12日まで。
まだの方は是非!

東大寺の公式ホームページはこちらです。

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