H23年大相撲初場所・10日目(というかただの心の叫び(笑))
はあ~・・・なんだかなあ~・・・
もろくも一敗大関(琴欧洲・把瑠都)二人そろって崩れた上に、期待の琴奨菊も丸太のようにごろんと転がされ・・・
ため息しか出ない十日目だったばかりに、久々の大相撲更新(笑)
あまり詳しいことは書きません(書けません)。それより何より、終始八角親方(北勝海)のお言葉ひとつひとつがいちいちグサグサと来るのでありました。
もう、あまりにごもっともとしか言いようのない、時々放送される昭和・平成初期の取組を見るたびに私の胸を去来するむなしさ(当時を知らなかった悔しさもあり?)の原因を突かれるようなお言葉の数々。
すでにさまざまな親方も指摘してきたような話とはいえ、八角親方の言い分にはものすごく説得力がありました。
経験者にしか出せない重み。
(いえ、もちろん他の親方たちのお言葉もズシンときます…が今日はことのほか響いたのは私の鬱憤が爆発したせいか?)
確かに、いまや大卒者でも空前の就職氷河期の中では力士たちも「勝ってなんぼ」になってしまうのかもしれません。
しかし勝ちに行こうとすればするほど、内容がつまらなくなる。
高いチケットをわざわざ買って行くお客が遠のいて当然、ということになる。
不祥事よりも、結局は内容じゃないのだろうか。
そして、勝ち急いでいては結果的に相撲そのものが育たない。
昔の一番などを見ると、力士たちのスピードと当たりの重み、足腰の良さに驚かされます。粘りがあまりに現在の若手と違いすぎるほどに違う。
もちろん、わざわざ放送される取組とはそういうものなのかもしれませんが…
でも、八角親方が言われるように、そんな相撲では「育たない」、本物の花が咲かずに終わってしまう力士ばかりが土俵に上がる日々が続くのでは?
稽古は本当の意味で十分なのか?
巡業は活かしきれているのか???
若いのにぺちぺちと顔を張って引く、叩く。飽きました。まじ、飽きました。
押し相撲なのにぶちかませない。
腰が高い。粘れない。
仕切りやってるのに制限時間一杯でも合わない。礼儀をわきまえない。
ただただもったいないのです。
大相撲は昔の悪い部分もたくさん出てきたかもしれませんが、逆に今の社会にはない素晴らしいものもたくさん持っています。
日本人が大事にしてきたタテの関係(師弟関係)、礼儀、しきたり。所作の美しさ。
時代に完全に逆行することはできないし、ただがむしゃらに稽古だけをする時代ではないかもしれない。
でもでも…このままでは、今の若手力士が親方になる頃には一体大相撲はどうなっちゃってるんだろう?と、想像するのが…正直、こわい。
今場所、栃乃洋や若の里、魁皇が元気なのは、裏をかえせば…でもあります。
そして、はたしてこれらのベテラン力士のようにそれぞれ魅力を持ち長持ちな力士が今後登場するのだろうか?と考えてしまうのです。
彼らは、テレビで今の親方たちのような解説ができる説得力を持つ力士として土俵人生をまっとうできるのか?と。
もちろん、みんながみんなとは言わないし、誰もがどの一番もダメとも言いません。
でもね…
土俵上でやってることは、普段の生活も見えてきちゃうものなんですよ…
相撲をやっていなくても、人間の人生というのは「見れば」どんな人の人生も見えてきちゃうのですよ…
(自戒の意味も込めて)
もう、やめておきます(笑)
というわけで、鶴竜!これ以上イメージダウンさせるような相撲はやめてくれ~!もったいなさすぎる!!!
琴欧洲&把瑠都!もっと覇気を見せてくれ~~!!
稀勢の里!!!明日は死ぬ気でやれ~~~!!!
隠岐の海!!!そのまま全部勝ち続けろ~~!!!
栃煌山!!!コラ~~~!!!!!(今日は勝ったけど(笑))
豊ノ島!!!今年いっぱい勝負を賭けてくれ~~~!!!!
やめられずに叫んでも叫びたりませぬ・・・・
とりあえず今日の豊真将には拍手(笑)ハル様も早く勝ち越してほしいものです^^
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