H24年大相撲初場所千秋楽:把瑠都全勝ならず
終わってしまいました、今年の初場所。
横綱・白鵬と把瑠都の注目の取組はやはり、横綱の意地と集中力が出てしまいました。
まず白鵬が4敗というのも考えられない数字ではありつつも、場合によっては?と期待も半分していましたが(笑)
フタをあけてみればあっけなく終わった取組^^;立ち合い突いていった把瑠都の左腕をそのままたぐり、すかさず右を差した白鵬、後は早かった。土俵際、粘っても粘り切れるはずがない横綱の寄り方で把瑠都、エストニアから急遽駆けつけたお母様と奥様ティーナさんの目前で土俵を割ることに><
苦笑い全開でしたね^^;苦笑いにも思えないほど天真爛漫な笑顔?ガッツポーズとは違う意味で笑い過ぎの把瑠都です(笑)
インタビューもウケた半面、もらい泣きまでしそうになりましたよ。
女手ひとつで育ててくれたお母様への感謝の気持ち、距離も文化も遠い国・日本で自分を支え続けてくれた奥様への感謝の気持ち、痛いほど伝わって来ました。
「日本に来てよかった」その言葉に私たちに日本人も嬉しく思いました^^そして把瑠都にも日本に来てくれてありがとう、と言いたいですね。
来場所はおそらく今場所以上にどの力士も燃えて力をつけてくるでしょうから、把瑠都もおちおちしてはいられないことでしょう。
全ての力士が質の高い相撲で館内を沸かせる日を楽しみに待っていることとしましょう♪
今場所で放駒(元魁傑)理事長も土俵上での協会ご挨拶は最後となりました。
「はなれごま~~!!」と声援が飛んでたのが何だか嬉しく感じました(笑)
相撲界が最も大変な時期に、この人しか考えられないというほどカタブツ色を醸し出した真面目な放駒理事長の存在は本当に大きかったと思います。
理事長、お疲れさまでした^^
横綱土俵入りの際に新しい化粧回しの説明がありましたね。13日目に関しての記事でちょっと触れましたが、露払いと太刀持ちの化粧回しは仁王像というか「金剛力士像」だそうです。というか今まで全く理解していなかったのですが、金剛力士の中でもお寺の門の左右に安置されるものを普通「仁王」と呼ぶそうで^^;
今場所は北の富士さんがほとんどラジオ解説のほうにまわり、テレビは2日目・8日目と「体調不良」で出演がなかったので、なんとなく違和感のある放送となってしまいました。確かに、やっと出演してる!と思った時にお顔を見たらなんだか目の周りに皺が増えたような・・・特に目の下あたりが気になりました。大事ないとよいのですが・・・。
そんな中でも千秋楽、北の富士節は健在でした(笑)
「進化どころか退化してますよ」(豪栄道に関し)
「今場所は目も当てられなかったね」(隠岐の海に対し)
「叩きを薦めるのは舞の海くらいだよ」(向正面の舞の海さんに対し)
わはは。
果ては把瑠都が十両で全勝優勝した時に北の富士さんがお祝い金をしかもかなりの金額を渡したと聞いてますよ、と振る藤井アナが「幕内全勝優勝したらまたお祝い金を?」と問うと「もう無理だね。私もそんなにお金無いから」みたいな受け答えをして内心焦る藤井アナ^^;いえ、そもそもその振り方が間違っていたと思われます(笑)
まあ、そんなことはともかく。千秋楽の取組も見応えがありました。
まずは私的には一番気になっていたのが日馬富士vs琴奨菊。
合い口のいい日馬富士とはいえ、7勝7敗で後の無い千秋楽。琴奨菊がその重圧に耐えられるかどうか、心配していました><
しかし、そこが大関になる前の琴奨菊と違うのか?ここ一番での集中力が出た取組となりました。一気にがぶり寄りでもっていくことはできなかったにせよ、しっかり主導権を握った形で最後には渾身の寄り切り!焦ってバタバタ片をつけようとしなかったところ、よかったよかった!
今朝の新聞にも「もう二度とこんな思いはしたくない」と、再び一から鍛え直す決心をしたというコメントが載っていました。
イベント尽くしで自分のペースでの稽古ができなかったのでは?と思います。来場所はもっと集中して稽古できれば、きっと結果はついてくると信じています^^がんばれ~琴奨菊!
琴欧洲vs稀勢の里は、稀勢の里のほうが新大関らしくない貫録が(笑)
決まり手がほとんど押し出しだった稀勢の里がこの取組では四つに組む形に。が、断然力強かった。寄り切って行司から矢を受け取る前の構えも、まるで何場所も経験しているかのよう。来場所の稀勢の里も楽しみです!
結局、大関陣は琴奨菊以外二ケタ勝利。把瑠都14勝、日馬富士と稀勢の里が11勝、琴欧洲が10勝。大関の責任を皆さん果たしましたね^^久々では???????というか私自身はこんなにいい成績の大関陣を見たことがないかも・・・^^;
鶴竜vs妙義龍も面白い取組。殊勲賞の鶴竜と技能賞の妙義龍、技能派同士の激しい動きを制したのは鶴竜。
しかし妙義龍、「勝った相撲も負けた相撲も勉強になりました」とインタビューで答えていて、来場所は上位陣にとっても嫌な存在になるやもしれません。しかも来場所はご当所。声援という後押しもありそうです^^鶴竜10勝5敗、妙義龍9勝6敗。
北太樹は1勝のみで千秋楽を迎えましたが、豊ノ島に意地を見せました。気持ちで豊ノ島を押し倒し、2勝目。苦しい今場所でしたが、部屋も活気にあふれている中、来場所暴れてくれることを祈っています^^
雅山vs高安。激しい突っ張り合いでしたね~というか、高安が完全に雅山を顔でも圧倒してました^^;今場所の高安はすごいものがありました。怪我をしている力士も、高安の気合いだけでも見習ったらもっと星が伸びただろうと信じます。それにしても激しい相撲をとっている時の高安のアヒルのような顔つき、悪いけど笑ってしまうのでありました(笑)高安、6勝9敗。雅山、3勝12敗。白星は3つでも、決して諦めることのなかった取組に大拍手の雅山です^^
今場所の安美錦は魅力的な相撲がとても多かった!そしてなんと、9勝6敗。西前頭筆頭でこの成績、関脇・小結とも今場所は成績がふるわなかったので(鶴竜以外)、これは関脇に返り咲くか?とは藤井アナウンサー。そうなりそうですね。千秋楽は栃乃若戦、これまた興味深い取組でしたが栃乃若も見せ場がありつつ安美錦のうまさが光る内容、送り出しで安美錦に軍配。栃乃若、それでも西前頭四枚目で8勝7敗。これはすごいよ!来場所も実に楽しみですね!
東前頭四枚目の豊真将は7勝8敗。勝って勝って負けて負けて・・・と白黒比較的綺麗に並んだ15日間、最後は豪風戦で二人そろって土俵に膝をつくという形に^^;豪風が少しはやく仕切り線で左足をすべらせ落ちるのが早かったので、物言いで豊真将の勝ちとなりました。新三役に上がる前の場所の相撲が来場所復活するよう願っています^^
嘉風と旭天鵬が9勝6敗、松鳳山が8勝7敗。栃煌山が西前頭八枚目で11勝4敗。千秋楽で臥牙丸に勝てば敢闘賞でしたが臥牙丸の圧力がハンパじゃありませんでした。臥牙丸は来場所、かなり上位に上がるでしょうが今度は上位にとっても脅威になりそうですね^^しかし今や、角界一の日本語ぺらぺら外国人ではないかと・・・(笑)明るい性格が幸いしてそうです(笑)故郷のお母様にもいい報告ができますね^^
栃ノ心10勝5敗(東前頭九枚目)、時天空11勝4敗(東前頭十枚目)、臥牙丸12勝3敗(西前頭十枚目)で殊勲賞、佐田の富士8勝7敗(西前頭十一枚目)、千代の国9勝5敗1休(東前頭十三枚目)、天鎧鵬8勝7敗(西前頭十三枚目)、朝赤龍9勝6敗(東前頭十五枚目)。
栃ノ心に早く元気になってほしいし(どこか悪いのか?)、朝赤龍が久しぶりに勝ち越したのもおめでとうだし、若手が元気だし。時天空はなんというか、コメントしようがない(笑)
十両は上位で宝富士、若の里、勢と二ケタ勝利。高見盛は千秋楽で負け越し・・・でも西六枚目なので来場所も十両で踏ん張ってほしい。
そして栃乃洋。千秋楽の取組を待たずに引退発表(泣)今場所は非常に苦しく3勝しかできていませんでしたが、覚悟を決めたのですね><ショックで悲しいけれど、後進の指導で活躍してほしいですね。
来場所の十両は双大竜、北勝国、北はり磨、阿夢露に注目したいと思います。そして舛ノ山にまた元気が戻ってくるかどうか。琴勇輝がどこまでいけるか。
大阪場所は3月11日から。
ちょうど一年・・・の日が初日。
今日の夜も福島で震度5強という久々強い地震がありましたが、土俵の神様が荒ぶる土地を鎮めて荒ぶるのは土俵上のみ、となりますよう・・・。
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