H24年大相撲初場所12日目:大一番そのものより会場にびっくり…
電車で移動しながらのラジオ大相撲中継は雑音がひどくて聞くのも困難。帰宅してから一体何がどうなったのかを確認しました。
把瑠都が変化。といいますが・・・う~~ん。稀勢の里、なぜ猛牛のように突っ込んでしまったのか・・・。
もちろん把瑠都が叩きにくるなんて想像もしてなかったでしょうが、先入観で相撲をとっていては負けてしまいます><
相手はここまで全勝。そして立ち合いの呼吸が合わない。相撲をとっている身としては、そこまで相手のことに咄嗟に気が回らないかもしれません。もちろん把瑠都のこれまでの相撲を考えても。
しかし、勝負とは厳しいもの。横綱が1つ黒星を喫し自分だけが独走状態の把瑠都がどんな心理状態になるかまで冷静に考えるべきではなかったか。
勝ちに行くために何が起こるかはわかったものではありません。
そして、呼吸が合わなかったことで把瑠都の無意識の弱さが出たのだと思います。稀勢の里への恐れが叩きになったのでは?
にしても。
「帰れ!帰れ!」と手拍子を打つおばさまたち。
いや、あんな光景は初めて見たので我が耳を疑いました。
びっくりしましたよ・・・
日本の将来が不安です。(なんて、言えた立場ではありませんが^^;)
気持ちはわかりますけどね。にしても、「叩かれて落ちる方が悪い」はずなのに、マスコミを挙げて「叩きは悪い」という論調になっている昨今、「帰れ」コールが正義となるとしたら・・・
なんか違うんじゃないの?と、あの延々と騒然とした雰囲気の会場の様子に空恐ろしささえ感じました。
そして結びの一番は白鵬対日馬富士。これも確かに変化でしたが、どう考えても横綱があんな負け方をすること自体が・・・。何もできなかったなんて。心に隙があったとしか思えません。仕切り線から下がりすぎた白鵬に対し日馬富士が咄嗟に判断したことも、当然ではないかと。
大関だから変化するな、大関相撲をとれ。
そういう論調に私は賛成できない。
横綱のような恵まれた体格の力士もいれば、日馬富士のように小兵で基本真っ向勝負でもここまで上り詰めた力士もいる。
でも小兵で毎回真っ向勝負するだけが脳かな?と思うんですが。
駆け引きができるか否か。それも大相撲の勝負の世界の見どころでもあります。
もちろん、駆け引きばかりやっている相撲を観ていても疲れちゃいますけどね・・・(笑)
で、まあその二つは置いといて。
幕内前半戦は熱戦が多かったですね。平幕戦というべきか。
魁聖の力相撲、磋牙司の突っ張り、佐田の富士ののど輪。隆の山対臥牙丸!そして千代の国対栃煌山!詰めの甘い栃煌山に対し千代の国、反応がいい。血まみれの嘉風と栃ノ心の土俵際。松鳳山対栃乃若。豪風対若荒雄。見応えのある面白い相撲が多かった。
琴欧洲(対高安戦)、琴奨菊(対鶴竜戦)もホッとしました。
よりによって大関が二人そろって変化したことが、タイミング悪すぎでしたね。悪い意味での当たり日となってしまいました。
きっと今日からは上位陣、真っ向勝負しか許されない苦しい3日間になることでしょう^^;
ひょっとしたら平幕の変化に対してもお客さんが今まで以上に厳しくなるかも・・・
なお、ツイッターによると平成19年春場所の優勝決定戦では白鵬が朝青龍に叩きに勝って優勝したとか。Youtubeでも確認しましたが、一瞬で勝負がついてる^^;当時の白鵬は大関、朝青龍は横綱。白鵬はその2場所後の7月場所で横綱に昇進。
ということは、いずれはこれら二つの取組(把瑠都vs稀勢の里、白鵬vs日馬富士)も歴史に残る取組となるのかも?
あとは今日把瑠都が優勝を決めるかどうか、今日から三日間どうなるか、ですね。
今日の把瑠都戦は琴奨菊・・・。琴奨菊、厳しいでしょうが死ぬ覚悟で頑張ってほしい。まがりなりにも突っ込まないように!^^;
今場所は足が出てない相撲が多い気がするのでちょっと心配ですが、見どころある取組となるよう期待しています!
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