H24年大相撲三月場所(大阪場所)11日目:取組結果メモ
11日目、大相撲もいよいよ終盤戦に入っての取組は、明暗が分かれる日の始まりともなりました。しかし物言いも特に幕内では連発、白熱する取組が多かった!
【幕下】
鬼嵐○叩き込み●佐田の海
全勝対決。先日も竜電を叩きこんだ鬼嵐がまたしても思い切り叩き込み。佐田の海は足が出なかった><6連勝となった鬼嵐、佐田の海5勝1敗。
栃飛龍●押し出し○貴ノ岩
上手をつかむと見ていても安心感がある貴ノ岩に分あり。貴ノ岩1敗をキープ。
齊心●掬い投げ○城ノ龍
もつれた取組となったが小柄ながら関取経験者の城ノ龍はやはりうまかった!最新3勝3敗、城ノ龍4勝2敗。
慶○引き落とし●肥後ノ城
一瞬で決着が付いてしまった><う~~ん・・・慶4勝2敗、肥後ノ城3勝3敗。
飛天龍●押し出し○誉富士
両者負け越しがかかる一番><土俵際、ヒヤヒヤしたが何とか誉富士押しきった!飛天龍負け越し><誉富士3勝3敗!
華王錦●寄り切り○若乃島
負け越ししてから白星を2つもぎとった若乃島。筆頭なので来場所に少しでも番付を下げないよう頑張ってほしいですね。華王錦1勝5敗><若乃島2勝4敗。
北園○掬い投げ●徳勝龍
土俵際で渾身の掬い投げが決まった北園!東幕下筆頭で勝ち越し!勝ち越しを決めた後の表情が印象的でした。本人も足踏み状態のうちに先に同部屋の皇風に抜かれ、辛い日々を過ごした末に勝ち取りました><「ああ~あの気持ち、よくわかりますねえ~。」と解説の元金開山・千田川親方。心から感慨深そうでした。「スッキリした」と本人。そういう清々しさとホッとした感じが伝わってきましたよ。千田川親方も長崎出身なのでそれもまた嬉しかったようです^^おめでとう!!!
【十両】
北勝国○掬い投げ●佐久間山
初めて十両の土俵で取組となった佐久間山でしたが北勝国に軍配が上がりました!北勝国4勝7敗、佐久間山4勝2敗。
大岩戸○叩き込み●北はり磨
立ち合い当たってすぐでした。しかし北はり磨がそれですぐ落ちるとは思わなかった~><ご当所だし人気力士でもあるしで場内からブーイングも^^;
武州山○押し出し●木村山
連勝ストップしてからは怒涛のように連敗が止まらない木村山・・・武州山は渾身の押しで6勝5敗、木村山5勝6敗@@
舛ノ山○押し倒し●里山
「こんなところで取るお相撲さんじゃないんですよね舛ノ山は。怪我で苦しんできましたが早く幕内で取ってほしいですね」と千田川親方。ほんとほんと!里山は前日の熱戦ぶりが期待されたが舛ノ山の圧力になすすべもなく。舛ノ山7勝4敗、里山6勝5敗。
徳真鵬●寄り切り○玉飛鳥
後半から自分の相撲をとらせてもらえない日が多くなってきた玉飛鳥だがまるい土俵をうまく使いながらおっつけも効かせつつ、重い徳真鵬を寄り切り!玉飛鳥これで勝ち越し!徳真鵬6勝5敗。
荒鷲○とったり●黒海
荒鷲、勝機を見逃さない。千田川親方「荒鷲は立ち合いをもっと当たれるようにしないと」。荒鷲7勝4敗、黒海負け越し><
鳰の湖●押し出し○千代鳳
場内湧く土俵を使いきった相撲の末、物言いがつき同体取り直し!右頬の傷から血が出てきた鳰の湖><取り直しは千代鳳の文句なしの押し出し!
千代鳳って体は大きいのに小さく丸めて顎をしめてるし、腰も下りてる。本人は初めて15日間相撲を取ることになれていなくて「疲れてます。夜10時には寝て6時半に起きて稽古してそれから昼寝しても、いつもならとれる疲れがとれません」とのこと。精神的にきついんでしょうね。鳰の湖負け越し><千代鳳6勝5敗。
旭日松○送り出し●魁聖
旭日松がいい相撲で勝ち越し!魁聖7勝4敗。
益荒海●寄り倒し○双大竜
負け越した後の1勝、ここから巻き返していく可能性もある双大竜。益荒海6勝5敗。
旭秀鵬●勇み足○土佐豊
攻めていたのは旭秀鵬だったが土佐豊はいつも土俵際が実にねばっこい。ビデオで見ても微妙な足の土佐豊^^;しかし物言いの結果は旭秀鵬の勇み足。行司よく見ていた・・・というかあそこからじゃ見えないだろう^^;旭秀鵬、納得できない顔で花道を下がる。両者ともに6勝5敗。
磋牙司○押し出し●高見盛
この日は第2検査を通過して関取になった力士(益荒海・土佐豊・磋牙司)が連続して取組に出ていたので再び第2検査がなくなったことに話が及ぶ。「基準に満たなくても現にこうして関取が出てきている実績というのが認められたんでしょうね。」と千田川親方。確かに、大きいからと言って活躍できるとは限らない。歓迎すべきことなのでしょうね。
しかし磋牙司は第2検査時は167センチあった身長が、今は166センチらしく。ええ!?舞の海くんは頭にシリコンを注入してなんとか通ったという逸話がありますが、磋牙司は一体・・・?
高見盛も一生懸命かいなを返そうとしたが磋牙司が早くて結局土俵を割ってしまった。両者ともに5勝6敗。
でも千田川親方、高見盛のことを「35歳なのにあのひたむきさ!偉いですよ!」と誉めてました。一生懸命土俵を務める姿はやはり心を打つんですよね。
皇風○寄り切り●琴勇輝
皇風、いつもこういう相撲がとれてれば言うこと無し!というような会心の相撲!迫力あったわ~^^;場内もどよめいていた。琴勇輝応援団が多かった分、冷え込んだのか・・・「曲者」呼ばわりされていましたがこの取組は文句なし。皇風勝ち越し、琴勇輝5勝6敗。
千代大龍○押し出し●芳東
またも場内を圧倒させる押し出しが出た千代大龍。唖然とした雰囲気が漂ったまま幕内力士の入場と相成るのであった・・・恐るべし!千代大龍これで9勝2敗、芳東5勝6敗。
十両11日目の来場者アンケートによる「敢闘精神あふれる力士」:
1位:北勝国 2位:千代大龍 3位:旭日松
【幕内】
正面解説は元大関琴風・尾車親方、向正面はなんと!断髪式を終えて髷がなくなった岩木山・関ノ戸親方!!!^^もっと相撲をとってほしかっただけに残念ですが、境川部屋は妙義龍もぐんぐん伸びて活気がある部屋。後進指導で相撲界をぜひ盛りたてていってほしいですね♪実況は太田アナ。
寶智山●下手投げ○勢
後が無い寶智山はもう必死さが伝わってくる相撲だったが土俵際で勝負が決まる。寶智山負け越し><勢、踏みとどまって4勝7敗!
大道○上手投げ●天鎧鵬
大道の上手がスパッと入ってしまった天鎧鵬、こらえきれず><大道4勝7敗で踏みとどまる。天鎧鵬5勝6敗。
朝赤龍●寄り切り○富士東
黒星が続いていた富士東だったので心配だったが前に出た。朝赤龍4勝7敗、富士東5勝6敗。
宝富士●押し出し○碧山
碧山の迫力ある突き押しが出た一番。両者ともに5勝6敗。
若の里○押し倒し●雅山
ベテラン同士の対決。対戦成績では若の里が有利。そしてこの取組も^^;すごいな若の里、7勝4敗あと一息!雅山5勝6敗。
玉鷲○突き出し●豪風
玉鷲の相撲でした。7勝4敗。豪風、6勝5敗。
千代の国○寄り切り●隆の山
いや~~もうこれは文句なく11日目で一番盛り上がった取組!実際、「敢闘精神あふれる力士」の幕内1位が勢に、2位が千代の国に輝きました!激しく突っ張っていく千代の国の腕をたぐって一本背負いを試みようとした隆の山だったがうまく体を反応させた千代の国、そこで隆の山の体が細身じゃなければできないような回転を見せる@@そこ(西側)から今度は一気に東側へと激しく動いていく両者。千代の国、最後の力を振り絞る!負け越してからの1勝積み上げは大きい千代の国、隆の山は負け越し><
終わってから右肩を気にして痛そうな千代の国、すごく心配だったが大丈夫らしい。花道を下がって会場裏に回ったらいきなりおばちゃんが出てきて真正面から千代の国の胸をぶにゅっと触る!(;゚;ж;゚;)ブッ「なんだこのおばちゃん!?」と思ったらどうやら千代の国と写真を撮りたかったらしい^^;しかしおばちゃんって、強い・・・^^;
翔天狼●寄り切り○豊響
あ~しょーてんろー・・・っ!!!豊響が当たり勝ちして引いてしまったっ!!!今場所初の「引き」で墓穴、ああ残念ながら9勝2敗に後退><今日は鶴竜戦@@初顔合わせらしいので、かつて横綱白鵬から金星を奪ったあの当たりを見てみたいものです。豊響7勝4敗。
北太樹●寄り切り○豪栄道
早い動きの相撲が持ち味の両者が対決。が豪栄道、寄り切り!これで勝ち越し。北太樹7勝4敗。
松鳳山●突き落とし○佐田の富士
これまたいずれも激しい突っ張りをもつ両者の取組だったが・・・やはり熱戦で場内大いに湧く!!!松鳳山も小さい体で佐田の富士の重みを力の限り受けとめながら攻撃の手を緩めない。がやはり佐田の富士の重み勝ちか少しバランスがとれなくなった(体力消耗した?)ところで突き落とされてしまった^^;大拍手の迫力ある取組でした!!!やっぱいいわ~松鳳山!松鳳山5勝6敗、佐田の富士踏みとどまって4勝7敗。
隠岐の海●下手投げ○豊真将
激しい取組の後に再び盛り上がった取組!隠岐の海が渡し込みのような形で豊真将を追い込むが物言い。隠岐の海の肘が先に付いており、豊真将が土俵際で投げを打っていたほうをとった審判陣。隠岐の海5勝6敗、豊真将7勝4敗。隠岐の海、ここのところ最後の詰めで星を失う取組が続いてる><今後の課題ですね。
豊ノ島○掬い投げ●高安
これまた激しい相撲!どちらも身体能力が高いので見応えありな応戦@@またまた土俵際でもつれこむ状態><物言い、取り直しを覚悟していたという豊ノ島(勝ち越し後のインタビューにて)だったが豊ノ島は土俵に足を残していた。両者に拍手です!高安、来場所大躍進しそう。というわけで豊ノ島8勝3敗、高安7勝4敗。
旭天鵬●引き落とし○若荒雄
若荒雄のリズムであっという間に引き落とされた旭天鵬><旭天鵬2勝9敗、若荒雄5勝6敗。
時天空○叩き込み●栃ノ心
曲者ぶり炸裂の時天空にがんばった栃ノ心。こらえてこらえたが・・・最後に叩き込みが決まってしまった><時天空3勝8敗、栃ノ心1勝10敗><
阿覧○叩き込み●栃煌山
熱戦が続いた幕内の取組に思い切り水を差す阿覧。まさか2日連続はないだろ~、と思いながらも立ち合いの腰の浮いた体勢が気になったが・・・案の定><おい栃煌山!!!同じ手に一体何度引っかかったんだ~~~!!!栃煌山もこういうバッタリが続くようでは上は望めません><それにしても大阪のお客さんは手厳しい。阿覧、わかってるのだろうか?
臥牙丸○押し出し●嘉風
冷え切った場内の後に臥牙丸の威力で違う意味で騒然とした大阪府立体育館(笑)臥牙丸踏みとどまり4勝7敗、嘉風負け越し><臥牙丸、着実に強くなっているということですね^^
栃乃若○押し出し●安美錦
これはまた安美錦がのど輪攻めでとにかく前へ出ようという渾身の相撲。しかし栃乃若は本当に柔らかいらしい@@どんなに攻められても攻めを吸収するような体で不利な体勢から一転、攻めに入った!いや~~安美錦も真っ向から健闘したんだけどな~~。両者ともに4勝7敗。
鶴竜○肩透かし●妙義龍
妙義龍も善戦した取組!しかしその上をいく鶴竜、慌てるという感じはなく激しい一番を制した。これで鶴竜二ケタ勝利!妙義龍、負け越し><
稀勢の里●寄り倒し○日馬富士
ここから本格的な星のつぶし合い、大関戦。
立ち合い低く激しい当たりの日馬富士が稀勢の里を突き起こす。稀勢の里、鶴竜との一番以外はどうもバタバタしている><「腰が高いですね」と尾車親方^^;稀勢の里6勝5敗、日馬富士9勝2敗。
把瑠都●寄り倒し○琴欧洲
運命の一番、しかし・・・把瑠都はどういうつもりだったのか!?あきらかに立ち合いの失敗で先輩大関の意地を示した琴欧洲。把瑠都9勝2敗、琴欧洲7勝4敗。
白鵬○寄り切り●琴奨菊
う~~む・・・いつぞやの取組を見るような一番だった^^;琴奨菊が攻めているようで止まってしまうというパターン><結局西側へじりじりと押しこまれた琴奨菊、白鵬に上手をとられて寄り切りが決まる。白鵬10勝1敗、琴奨菊7勝4敗。
幕内11日目の来場者アンケートによる「敢闘精神あふれる力士」:
1位:勢 2位:千代の国 3位:佐田の富士
でした^^
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