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2012年3月30日 (金)

イタリア首相・モンティ氏来日

「スーパー・マリオ」と称されるマリオ・モンティ伊首相が来日してのテレビインタビューを先日NHKで見ました。
今、USTREAMでも、日経新聞社と駐日イタリア大使館が主催した講演会の様子が視聴できるようになっています。今度ゆっくり聞きたいと思います^^
ちなみに配信映像は英語(通訳なし)なので、その意味では門戸が広いですね。イタリア語で通訳なしではどうにもならないでしょうから^^;

これぞザ・イタリア!というベルルスコーニ首相から打って変わって「ザ・欧州!」とでも言いたくなるモンティ氏。
英語を流暢に話される時点で、これまでのイタリア政府と隔絶された感がありますが、やはりインタビューへの受け答えも慎重かつシンプル。
その雰囲気は「イタリア」というよりも、共通理解を第一の目的とする「欧州(あるいは国際)」言語を操る方、という印象を受けました。

欧州きっての経済学者の一人でもあり、欧州連合の委員を10年間つとめた氏。弁護士や銀行家、外交官などの専門家のみの政治家ゼロ閣僚集団をつくりあげたことでも、その異色の人事で話題を呼びました。

「票を失うことを恐れている政治家たちがいないほうが、改革が進みます。私たちにそういう恐れはありませんから」
「国民に痛みをともなう改革だからこそ、辛抱強く説明を続けていくことが大切だと思っています」

しがらみを感じず、反撃に対してはとことんまで誠意をもって説明を繰り返す。
イタリアのすごいところは、最悪の危機に面したらそこで鮮やかに体制を刷新できるところですね。そして、実行できるブレーンがいるということ。そういう人材をいざとなれば使えること。

イタリア国内ではまだまだ賛否両論あるようですが、それでも支持率60%(今週55%に下がったというニュースも入ってますが^^;)。
説得力のある実行を続けていくモンティ氏。氏が見ているのはイタリア財政の健全化だけではなく、欧州全体の健全化と、欧州全体の競争力をつけていくこと。

イタリアから再び、歴史に残る人物が台頭してきたという感があります。
日本は・・・いったいどこに向かっているのだろうか・・・。

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