H24年大相撲名古屋場所千秋楽:幕内最高優勝は日馬富士
1秒もリアルタイムで見られなかった千秋楽・・・でした
でしたが、NHKサンデースポーツだけはリアルタイムで見ることができまして。
大関の屈託のない笑顔を見てじーんときました
14日目の結びでずっとわだかまりが残っていたけれど、これでやっとスッキリです
日馬富士関~~全勝優勝おめでとう!
初日の碧山戦から千秋楽の横綱への一発まで、張り手で始まり張り手で終わったハルさまの名古屋場所(笑)
徹底的に左の廻しを取ることだけにこだわり、それのみに全精神を集中させて一番一番とりきった、心の強さ。
幕内2番目の軽量力士だというのに、全く崩れない強靭な下半身。
食いついたら死んでも離さない腕っ節と執念!
今朝の朝日新聞によると、今場所のハルさまの相撲は平均して7秒7の速攻相撲。
スピードある動きは15日間、全く勢いを変えず。
本当にすごかった。他の力士とはケタ違いでした。
インタビューでも、ケガの状態はどうなのかという質問に対してうやむやにしていたハルさま。
左足首もまだ巻いていたし、右のど輪もあの魁聖への強烈な一撃のみ。
初日からすでに右手指の負傷も悪化していたとか。
完治ではなくても、動ける状態にまで調子が上がってきたのはよかった・・・。というか、全ては気力だったんですね。
「自分は稽古で上がってきた」
「暑さは実は苦手だけど、クーラーをつけずに頑張った」
「全身全霊で」
「毎晩焼き肉を食べました。もうしばらく焼き肉はいりません(笑)」
素敵な奥様も、涙ぐんでましたね。焼き鳥で口の周りをべたべたにするお嬢様もまあ~~可愛いこと可愛いこと
でも、もう二人目のお嬢様も生まれてたのですね。知らなかった~
パパ日馬富士は、土俵上とは180°違う子煩悩な優しい表情。とても優しく赤ちゃんを抱き締める大関、幸せそうです
素敵な写真はこちらにありましたヒシゲジャルガルちゃん・・・舌かみそう
伊勢ヶ濱親方の「本当の実力はこんなもんじゃない」という言葉。
この大関、ケガさえなければどれだけの可能性を秘めているのでしょうか。一番見抜いているのはもちろん親方なのでしょう。
朝青龍ばりの負けん気の強さが裏目に出ないことを祈りつつ・・・綱取り、今度こそ期待したいと思います。
「心と体を鍛えて」の来場所。さらに進化した相撲、特に精神性(笑)が見られますように!
そして十両。
単独3敗で千秋楽を迎えた千代の国関
そのまま勝てば優勝でしたが・・・おかわりくん@富士東の引き落としであっけなく足が流れて4敗に後退
しかし前日までの4敗勢が全員負けたことで、自動的に十両優勝となりました。
優勝が決まって「ホッとしました」という国ちゃん、自分なりに今場所で課題が見つかったとのこと。
立合いの1歩目はともかくその先が出られない。ここぞという時の精神力の弱さ。(※本人談)
それを来場所以降、どう改善していくか・・・
期待してるよまずは十両優勝、おめでとう
ところで、国ちゃんやはり中日の政風戦で左手親指靭帯を断裂してたんですね
千代大龍も11日目の阿覧戦で右大腿二頭筋断裂だって・・・
期待の九重部屋勢が二人揃って全治4週間
8月4日からの夏巡業は休場するそうです
二人とも、それでも本当によくやった
国ちゃんは九重親方からの「優勝目指せ!」メールで頑張ったとか。
(九重親方、メールって・・・名古屋にずっといらしたわけではないのか???それとも支度部屋にいる国ちゃんにメールを送ったのかしら・・・今、携帯持ち込みってどうなってるんだろう?といろいろ疑問が)
ゆっくり休んで、まずは怪我をしっかり治してくださいね
国ちゃん、久しぶりに15日間フルに戦う姿が見られて嬉しかったよ。
しかも連日、勝った相撲は必ずアンケートで3位以内に入ってるし。
それほどまでにインパクトある魅力相撲を展開してくれた国ちゃんでありました
さらにところで(笑)
これまで国ちゃんの得意は「突き・押し」となってましたが、今朝の日刊スポーツ紙では「右四つ・寄り」になってる!
うん、肩の脱臼に向き合うにはそのほうがいいね
実際、今場所はそういう相撲が多くてちょっとだけ安心しました。
そして。
実は千秋楽で一番嬉しかったこと。
それは、トモハルくん@舛ノ山関の初敢闘賞受賞、でした
それと匹敵して嬉しかったのが裕也くん@松鳳山関の勝ち越し
二人とも、連日全力を出し切った相撲内容で素晴らしかった。
しかも、結果がついてきているという素晴らしさ!
トモハルくんは13日目から40℃近い高熱が出ていたにも拘わらず、連勝で千秋楽を終えたそうです
よくやったよ!
あの両足首捻挫の時の気迫相撲ほど心を打った取組はなかったけれど、またしてもそんな状況の中でよくぞ・・・
来場所はさらに番付が上がって自己最高位だ
大変だけど、ガンバレ舛ノ山~
懸賞金もちゃんとフィリピンの祖父母に仕送りして、付け人にもご褒美して・・・
エライよトモハルくん
なんとか私の肺の一部を進呈してあげたい・・・できることなら><
大変な体でよくぞ角界入りを決心したなと思います。
どうか、来場所も無事に15日間戦えますように!
三賞インタビューの時のトモハルくんの目の美しさ。釘づけになりました。
まだ生まれたての赤ちゃんのように澄みきった瞳
素晴らしい人となりがそのまま見えるかのような瞳でした。
はじける相撲、ますます楽しみです
裕也くん、今場所はあまり突っ張りが出なかった代わりにいろんな技が出てましたね。
小柄でハンデがあっても、相撲勘で勝ち越すなんて・・・
この番付での勝ち越しはすごく大きい!
来場所もセンスある相撲を磨いて、さらに場内を沸かせてね
まあ、まだ言いたいことはいろいろとありますが・・・
とりあえず今回はこれにて。
名古屋場所、あまり心ゆくまで堪能できなかったので、盛夏にゆっくり録画を見る時間を少しずつとりながら楽しめたらな~と思います。
五月場所の13日目も見なくっちゃ(おそっ
)
« H24年大相撲名古屋場所十四日目の結びの一番(再び) | トップページ | H24年大相撲名古屋場所千秋楽:取組結果 »
「大相撲」カテゴリの記事
- 2020年の6月中旬です(2020.06.16)
- すっかりご無沙汰してしまい(2019.06.17)
- 平成30年(2018年)大相撲一月場所(初場所):NHK大相撲中継解説者一覧 ※随時更新(2018.01.12)
- いざ国技館へ(2017.09.23)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« H24年大相撲名古屋場所十四日目の結びの一番(再び) | トップページ | H24年大相撲名古屋場所千秋楽:取組結果 »
お疲れでした~! ゆっくり堪能してください!
ハルマンおめでとう!! 来場所は「優勝に準ずる成績なら」と条件緩和されたようですね。もう日本人じゃなくていい!白鵬関一人に背負わせずにもう一人横綱誕生しよう!!!
わたしは亮三くんにはハルマンのような相撲を目指してほしいんだけどなあ。
ところで、国ちゃん、そんな大けがだったんですね。知らんかった
なのによくがんばったね!トモハルくんも熱が出てたなんて。みんなかくしてがんばってるんだね(u_u。) しっかり疲れをとって、また来場所に備えてほしいですね。
ところで、前から行司さんと呼び出しさん書いてあったっけ?
投稿: まーがりんろーる | 2012年7月23日 (月) 16:04
まーがりんろーるさん、どうも~!(笑)
第70代目、の区切りがいい横綱、早く誕生してほしい!
白鵬、このままじゃアップアップですよ・・・
ハルさまが上がり、さらに三人横綱時代が来たっていいわけなんだから!
他の大関陣もまずは優勝を目指さないと!
そうです、日本人か否かなんてこだわりません。実力の世界なのですから。
悔しければ上がってくるだけ!
みんな心が弱すぎるよ・・・!(自分、何様?^^;)
亮三くんも軽量だから、ハルさまみたいな足腰と腕の強さが出たら、もっと面白い存在になりますよね!
確かに脚が長いから力士としてはハンデかもしれませんが、彼も間違いなく地力がついてきてるし!あの真面目さがあればきっと一年以内に新入幕いけると思います♪私も応援してますよ!
国ちゃんもトモハルくんも、そうだったんですよ・・・

それでもそれぞれに二桁のせて、両人とも大相撲ファンに猛アピールしましたよね!
国ちゃんはもちろんのこと、トモハルくんファンも間違いなく急増していることでしょう
覇気のある力士でますますにぎわう土俵に期待!来場所こそは生観戦も実現させたい!
まーがりんろーるさんもお疲れ様でした~♪
投稿: 蒔右絵門 | 2012年7月23日 (月) 16:29
まーがりんろーるさん、追伸・・・というか書き忘れ
取組結果は相撲協会公式HPのコピペなので、幕内と十両は行司・呼び出しもそのまま入ってるハズ!です。
しか~し。いまだに覚えられない行司・呼び出しさんは覚えられないままに終わってしまった・・・^^;
ので!録画で頑張って各三名ずつぐらいは覚えたいと思います!
いつぞやの「旭日松」にそっくりと個人的に思う十両格の行司さんはよく十両土俵入りにも登場してるんですが・・・いまだに名前がわかりません><
十両の最後のほうに出てくる方なんですが・・・
投稿: 蒔右絵門 | 2012年7月23日 (月) 16:43
伊勢ヶ浜部屋の日馬富士関全勝優勝は、横綱照国以来の快挙。照国とは…入幕後7場所の史上最年少23歳4カ月で横綱に。69連勝の無敵の横綱双葉山と5回対戦し3勝2敗。全盛期の双葉山が同じ相手に3敗したのは照国だけ。地方巡業でも双葉山は照国に敗れた。横綱在位10年。三役になってからの勝率は双葉山に次ぐ。相撲を取ると色白な肌が桜色に染まった。通称「桜色の音楽」。
争いを好まず内気で温厚な人柄。力士になるのを嫌い、時間があれば勉強したり、読書するおとなしい少年だった。そんな照国が、父の急死や兄の出征など家族の悲運を乗り越えるため、相撲取りの道に進んだ。自分が堪え忍び、母と弟たちを窮地から救おうとした。息子を不憫に思う母は猛反対したが、照国は泣いて故郷を後にした。
だが優しすぎる照国は駆け出しの頃、相撲が弱く、「力士としてやっていくのは無理だ」と親方に破門された。両国橋で途方に暮れて泣いていた照国に手を差し伸べ、家族のように温かく育ててくれたのが、同郷の幡瀬川。故郷の母は照国を祈り、わが身に井戸水を浴びる過酷な「願掛け」を行った。「万蔵を救ってけれ。私の寿命を縮めてもいいから」と寒中でも体に水をかぶった。照国が大病を患って危篤になった時も、母は一心不乱に看病し息子を救った。
苦労の母は若くして逝く。照国は「あばぁ。あばぁ」と、亡き母を叫びながら泣いて相撲を取った。病気やケガに苦しみながらも、母を支えに必死に踏ん張り、連続優勝を果たした。照国は故郷の母や家族を支えに、必死に人生を駆け抜けた。照国は語っている。「故郷にいた時が一番の幸せだった」と。貧しくても家族睦まじく、百姓しながら暮らした少年の日が忘れられなかったという。参考…秋田魁新報「秋田が生んだ横綱照国物語」 平成の双葉山が白鵬関なら、照国は日馬富士関だろう。
投稿: 伊勢ヶ浜部屋ファン | 2012年7月25日 (水) 21:48