H24年大相撲名古屋場所十四日目の結びの一番(再び)
一晩寝て、昨日の結び「白鵬vs稀勢の里」戦をあらためて振り返りました。
「どっちもどっち」という感想は変わらない。
とりあえず前向きに考えるとすれば、「横綱にとっても稀勢の里にとっても今後の自分の相撲のあり方を考える重要な一番になったのでは」ということです。
稀勢の里は、大切な一番一番のためには何よりも冷静さを失わずにいることが大切なのだと身にしみて感じたことでしょうし、横綱も横綱としての品格が何なのかをいま一度自覚したことでしょう。そうであることを祈ります。
横綱であろうが、大関であろうが、平幕であろうが力士は力士。
神聖な土俵の上では、どんな力士であれ礼で始まり礼で終わるということをあらためて肝に銘じてほしい。
礼さえすればいいというものではない。
横綱審議委員会が何もコメントしていないのが不思議。
これが朝青龍だったら真っ先にやり玉に挙げられてただろうに・・・
真っ向から怒っているのは鏡山審判部長だけなのでしょうか?
稀勢の里、今年の苦難はこれまでとしてほしい。
本人も反省しているようですし、今日はしっかり締めの相撲を見せてほしいし、来場所に向けては体の稽古以上に心の鍛錬も(これは日々の生活の中での心がけが大切だと本人も口にしていたはず)怠らず、心身ともに充実した輝くお相撲さんになってほしいのです。
がんばれ、稀勢の里!
一番の敵は自分の心だよ。
そして、キセだけではない。皆にとって一番の敵が己の心の弱さなのだ。
人は、それを克服する人間が見たい。それを実現させる人が存在するということが、凡人にとっての希望となり、励みにもなるんだよ・・・。
千秋楽、結びの一番。
これまでの白鵬vs日馬富士戦をはるかに超える死闘となるのか。
はたまた、どちらかの集中力が勝り、一瞬で勝負を決めることになるのか。
昭和58年の隆の里vs千代の富士戦以来の全勝対決として恥ずかしくない一番となることを期待します。
« H24年大相撲名古屋場所一四日目取組結果:千秋楽は全勝対決 | トップページ | H24年大相撲名古屋場所千秋楽:幕内最高優勝は日馬富士 »
「大相撲」カテゴリの記事
- 2020年の6月中旬です(2020.06.16)
- すっかりご無沙汰してしまい(2019.06.17)
- 平成30年(2018年)大相撲一月場所(初場所):NHK大相撲中継解説者一覧 ※随時更新(2018.01.12)
- いざ国技館へ(2017.09.23)
この記事へのコメントは終了しました。
« H24年大相撲名古屋場所一四日目取組結果:千秋楽は全勝対決 | トップページ | H24年大相撲名古屋場所千秋楽:幕内最高優勝は日馬富士 »
コメント