H24年大相撲名古屋場所十三日目:取組メモ(十両まで)
【三段目】
解説はダンディーヴォイス&解説もナイスの中立親方(小城錦)♪
・なんといっても3勝3敗同士の対戦・駿馬vs大露羅!
仕切りの後、立合いで両者ともに土俵際ギリギリのところまで下がってまるで短距離にでも参加するような構え!
それだけでもどよめくに足る光景なんですが・・・ この小柄な駿馬が食い下がること食い下がること!
超巨体に頭を付けながら、相手の圧力の方向をずらしつつ勝機を見計らってな~んと寄り切り
沸きましたね場内が・・・。
これで駿馬(東30枚目)勝ち越し、大露羅(西26枚目)負け越しとなりました
・武玄大vs高麗の国。これも3勝3敗同士の対戦。これも非常に白熱。甘いマスクの武玄大がよくこらえた!捨て身の掬い投げが決まり東5枚目で勝ち越した武玄大、幕下復帰には微妙な番付かな?
【幕下】
好調同士の対戦が目白押し。
楽しみだったのが喜ノ国の取組!
だったのですが・・・右肩上が終始攻めて、最後喜ノ国も必死に頭をつけたが右肩上にバランスを崩され送り出しに。白星積み重ねはならず、喜ノ国
30歳に届きそうな中、この細身でよく頑張ってる。
来場所は自己最高位更新となりそう。5勝2敗で今場所を終えました。
・千賀ノ浦部屋の舛ノ勝、雰囲気がどことなくトモハルくんっぽい(笑)千賀ノ浦部屋は思い切りのよいさわやかくんが多い印象。
対坂口戦、電車道で素晴らしい寄り切り!所作も好感が持てます^^舛ノ勝、勝ち越し。坂口、負け越し><
【十両土俵入り】
優勝争い筆頭に名を連ねる力士・千代の国~♪このあくまでシンプルな日の丸が印象的
りりしいね~国ちゃん
そしてなんと、西は同じく3敗勢の千代鳳・徳勝龍・常幸龍と三人揃っての土俵入りでした
九重部屋が二人、木瀬部屋が二人。
木瀬部屋はさらに、濱口と岩崎が序の口でただ二人7戦全勝!千秋楽に優勝決定戦です。
さて十両優勝を制すのは九重部屋か、はたまた木瀬部屋なのか!?
幕下上位から十両まではヤッタ!大山親方が解説です実況は白崎アナ。
さて幕下上位の取組。
・注目の一番はやはり全勝対決=優勝決定戦の山口vs肥後嵐。
この組み合わせと言えば、幕下付け出しで初めて山口が対戦したのが肥後嵐だったことが記憶に新しいのですが、あの時は肥後嵐の闘志が前面に出て山口を吹っ飛ばしてしまったんですよね。山口は明らかに緊張している様子だったし、肥後嵐の意地がよく見てとれた一番でした。
その日以来、その場所の肥後嵐の成績は散々でしたが・・・(※今年の三月場所・結局1勝6敗。自己最高位の西幕下十五枚目にて)
三場所目を経験する山口がどんな相撲をとるか?
立合い。まず山口がつっかけ二度目。少し立ち上がるのが遅れ気味だった山口だったが、突きの威力は徹底しており肥後嵐は土俵を回り込みながらの防戦相撲に。迫力ある突きの攻めには何もできない肥後嵐、最後は突き飛ばされるように寄り切られて土俵から飛び出すが、さらに勢い余った山口はタマリを何列も飛び越してしまった(笑)
これで幕下優勝は山口に!宮城野部屋から二人目の関取誕生だ!
・琴禮vs東龍。琴禮が今場所、実にきっぷのいい関取相撲をとっている若々しくて気持ちの良い寄り切りで5勝目、関取復帰にさらなる貴重な勝ち星を上げ今場所を終えた
【十両】 12日目が終了した時点。混戦模様の十両です。
ここで注目されたのは、ひよこちゃん~ はたき込みが続いたときに本人は「内容に不満です」とコメントしてましたが、実際には押し込んだうえでの流れではたき込みとなった取組ばかり。
序盤に黒星が先行した時、師匠からは「怖がらず思い切っていけ!」と激励されたそうです。
そこから足も動くようになったのかな?頭を低くしてても落ちないし、どんどんいい相撲内容になってきてました
なんですけどね・・・この日の相手は木村山
・十両最初の取組は、阿武松部屋その1:慶。西幕下筆頭ですでに勝ち越しを決めており、十両でどんな相撲をとるのか楽しみな存在!
対戦相手は誉富士。事あるごとに「場所前は実にいい稽古ができていた」とコメントする実況席・・・でした。声援も今場所たくさん飛んでる誉富士なのですが。 慶、右前褌をとりながら誉富士をはたき込み!
5勝2敗!誉富士、負け越し
・続いて、阿武松部屋その2:寺下。
東二枚目なので、周囲との兼ね合いで昇進なるかどうか、ですが・・・。
本人は十両昇進うんぬんよりも、自分の相撲をとりきることが第一と考えて固さは全く無いとのこと。
慶もそうですが、阿武松部屋は揃って非常に充実した心身で今場所を迎えています!
この活躍を見て阿夢露もきっといずれ再び上がってくることでしょう。上がってきてほしい! 力水をつける慶と受ける寺下。親方も感無量かも・・・。
対戦相手は鬼嵐。鬼嵐はこの時点で5勝7敗。
鬼嵐も頭をつけたりと抵抗していたが、いかんせん寺下の力強い内容が光った!寄りたてて慶と同じく5勝2敗で場所を終えました
星の兼ね合いで阿武松部屋力士が二人同時昇進になったら・・・すごいことです
ところで寺下くんって、幕下で髷を結ってる姿を見たとき思ったのですが。
ものすごく髪が豊か!まとめた髪が誰よりも太い!
大銀杏姿が似合うはず。
・続いて出場した同部屋の益荒海。ご当所で苦しみ、西13枚目で5勝8敗と負け越し><
ちょっと複雑な様相を呈しそうな阿武松部屋ですね・・・。
益荒海、残り二番ガンバレ!
・ここで3敗同士の対決・国ちゃん@千代の国と徳勝龍の取組が。
「おし!行ってくるどー兄ちゃん」(※千代の国後援会キャプション風)
息を吐きながらいつも通りジャンプ・ジャンプや!
国ちゃん先にスタンバイ。
立合い。低いのは千代の国!
もろ差し
そのまま一気に攻めるのみ
国ちゃん、会心の相撲
やったーむっちゃかっくいー
私がリアルタイムで見られたときに限って国ちゃん負けてばかりで・・・(負けた相撲は全てリアルタイム
)
なおさら嬉しい、文句なしの白星でした><
これで二桁白星、あと二番今日は常幸龍戦だ
勝ち負けよりも、これまで通り国ちゃんの相撲を見られればそれでよし
投げの打ち合いになりませんよう・・・それだけが心配・・・。 勝ち名乗りを受け、最後は握りこぶしで「ヨシッ!」と右もも内側を打つのが国ちゃん流(笑)
大山親方「モテるでしょうねえ~!」白崎アナ「そうですねえ~」
そりゃモテるわ再入幕したらファン倍増どころじゃないでしょう
だからこそ、ケガだけは気を付けてほしい国ちゃんであります。
相変わらずガッチガチテーピングの左手が気になるけれど・・・ホント、その逆の右上手が出ないことを祈るばかり・・・
そういえば今場所は突っ張りがこれまでほとんど見られなかった。というか、無かったか?
突っ張りも肩に相当負担がかかるのでしょう。
頭で当たって相手の懐に潜り込み、攻めていくスタイルを自分に出来る限り課しているように見えました。もちろん相手次第ですが・・・
そういう意味で、恵まれた天性の体を持つ、粘り腰もあり投げも強い常幸龍との取組は果たしてどうなるのかと少し不安が。
土俵の神様、これ以上ケガだけは無いよう十両力士たち皆をお守りください
ところで、国ちゃんのお誕生日に後援会の方々が染め抜きの着物を贈ったそうですね。
国ちゃんご本人が選んだ色が、なんと濃紅
立ち姿の凛々しいこと
こちらに写真が掲載されています♪
青の染め抜きの栃乃若関と一緒に並んでツーショットしてみてもらいたいなあ。
ちょうど同じようなタイプだし!
写真ギャラリーも更新されていて、初日と九日目の国ちゃんが満載でした
何よりも、写真の下のコメントが笑えて楽しめます(笑)
・鳰の湖vs富士東も好取組。だったけれど・・・なんと、当たってからあっけなくおかわりくんの引きで鳰の湖バッタリ・・・すごく残念な一番に><
・芳東vs政風。政風がぐんぐん寄りたてそうとう土俵際でこらえた芳東だったが、テレビ画面ではわかりにくい中かかとが蛇の目に触れており、審判が手を挙げた。スローVTRで蛇の目からシュッと白い砂が走るのが見えました。うーん、芳東残念!
・これも楽しみだった大岩戸vs旭日松。なのになのに!!!おおい旭日松!!!お前もか!!!
すぐの引き落としで全く相撲内容がいかん!!!場内も冷え込む・・・。
・双大竜vs高見盛。場内は高見盛への声援がやはり大きく。
しかし双大竜が終始攻めて寄り切り!高見盛、負け越し双大竜はあと2日で勝ち越しを賭けることに。
・北はり磨vs磋牙司。北はり磨、左肩のテーピングが数日前から?やはり左が使えない様子での防戦、体がどうにも動かず磋牙司が勢いよく押し出し。
・さて、ひよこちゃんvs木村山!
がんばってくれい~~
4敗に後退したけど、あと2番だし今日は大岩戸戦だ、思い切っていけ~~
(大岩戸も応援してるのでちょっと心痛むんですが・・・w)
このあたりで花道奥では幕内力士が土俵入りスタンバイしてたのですが・・・一瞬映った時に時天空が大あくびをしていて吹きそうになりました(笑)
・そして!天鎧鵬vs常幸龍!
大きい天鎧鵬に上手を許さず、頃合いを見計らって勝負に出た常幸龍。
これで常幸龍も二桁白星で国ちゃんと並びました。
・朝赤龍vs琴勇輝。朝赤龍、久しぶりに粘る相撲を見た気が(笑)これで朝赤龍勝ち越し、返り入幕を確実に。
幕内まで一気に書くつもりでしたが・・・ひとまずここまでにて
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