H24年大相撲九月場所十日目:なんと栃煌山、横綱に初金星!!!
今日は白熱した取組満載でしたが・・・あまりに度肝を抜かれたのでとりあえず結びの一番。
「そろそろ何かやってくれないかな~栃煌山」と口にした直後にまさか・・・
オーザン、本当に金星
土俵下でも仕切りでも、いつも以上に顔に汗をかいていたように思えた白鵬でしたが・・・。
横綱の胸の内はともかく、横綱の右差し封じと立合いの当たりのスピードに集中していたと思われる栃煌山。
白鵬が急ぎ過ぎた、左を抱え込んでしまったことが敗因という解説もあったのですが(確かに上体だけが前に行き過ぎていたような)、もうすでに栃煌山の強さは特に中日の豊真将戦に見えていた、と私は個人的には感じました。
何しろ、低い豊真将に対しては横綱も日馬富士も叩き込みでなんとか白星をとったという今場所の内容。
それに対して栃煌山は豊真将を押し出して勝っている。
下半身は脆いところも出す栃煌山ですが、上下の力のバランスがいい時には圧倒的な威力を出すようになったな、と思ったのが五月場所。攻め込まれても大逆転した取組もあった場所です。
中日の豊真将戦は、その上下のバランスの良さ、特に上体の力強さが際立っていました。豊真将の右に入ってのかいな返しの強烈さ(豊真将が傾いた)に続いての、左ハズからの押し出し。今日の横綱への左からの叩き。全く同じパターンの力に見えました。
咄嗟のことだし、流れでそうなったのだとも言えますが・・・
稽古十分の結果が出てきたか、栃煌山!素晴らしい反応だった
横綱が土俵に手をつけた瞬間の栃煌山の顔、勝ち名乗りを受ける顔にバシッと当たる座布団に関係なく眉間にしわ寄せる表情、花道を引き揚げていく姿。もらい泣きしそうになりました・・・って、栃煌山涙は流してなかったかなこらえてましたね
今頃、春日野部屋では大騒ぎか何しろ15度目の正直
千秋楽まで横綱・日馬富士とも全勝で・・・というシナリオを期待していたので、それが残念ですが、明日から終盤戦で5日も残っているし、何が起こるか全く予想がつきませんから、まずは栃煌山に「よくやった~~~」と言いたい
横綱とハルさまが並んでVTRを見つめる場面も何かこれからの波乱を感じさせるものが・・・
これからも台風の目となるか、栃煌山!?
日馬富士戦もあることでしょう。対戦成績はこれまで6-6の互角。
さあどうなる終盤戦
日馬富士のみ全勝キープ、旭天鵬・稀勢の里・白鵬が1敗、高安・隠岐の海・鶴竜が2敗。
明日は勝ち越しを賭ける妙義龍vs栃煌山戦が組まれています今後を占う重要な一番
特に栃煌山にとって
ますます見逃せない秋場所です
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