H24年大相撲九月場所七日目メモ(幕内):全勝は平幕含め5名!
横綱快調、綱取り場所の日馬富士・初賜杯を狙う稀勢の里・今場所絶好調の高安・四つ相撲が光る旭天鵬は今日も7戦全勝をキープ
1敗で追う力士も4名いるという、なかなか見られない好調力士揃いでこれからの期待も高まります! 地力あってのここまでの成績。どの力士も持ち味を出した土俵を沸かせる内容で、実に面白い!↑七日目終了時の状況。
今日はとりあえず、幕内メモのみ。いい加減なメモです^^;幕下・十両は時間ができたら
正面解説:北の富士勝昭氏、向正面:千賀ノ浦親方(舛田山)、実況吉田アナ、東西リポ太田アナ&藤井アナ。
中入りは「綱の系譜」で横綱・千代の富士特集。
入門六年目にして関脇で横綱北の湖を下し初優勝(昭和56年)、その時の視聴率が52%
大関在位はわずか三場所、「寝るたびに強くなる」と本人も語る勢いで横綱昇進。
苦手な相手とは徹底的に出稽古でやり合い(琴風・現尾車親方、北の湖)、楽しい時期だった(※周りも、とは勝昭くん談)と九重親方。
初優勝時、土俵下で審判を務める勝昭くんが思わず目頭をおさえるシーンにうるっときました(笑)
琴風・北の湖・北勝海。そんな時代に君臨した千代の富士。今の時代に見ても(今だからこそ?)映像には釘づけになってしまいます。
前半戦:
・芳東vs天鎧鵬
「国もん」対決(熊本)。両者がっぷりで全く動かず長い相撲に。動いたのは天鎧鵬だった。寄り切ってやっと2勝目。
「芳東は自分の体勢なのに攻められない。腰が高いし、相撲力が無い」と勝昭くん
・朝赤龍vs隆の山
「アクロバット相撲ですね!」と千賀ノ浦親方。攻めにしぶとい隆の山、最後は朝赤龍の右膝を払いながらの下手投げで大逆転劇。もちろんアンケートも1位(笑)
左目の下を切ったようだが、前からの古傷だとか・・・。
・千代大龍vs富士東
今日も四つ相撲の千代大龍、センスがあるというのか絶妙なタイミングで両廻しをつかんでの鮮やかな上手投げ。決めた時の迫力に(この二人だし)場内どよめく。
向島の牛島神社の大祭に触れた吉田アナ、「向島には北の富士さんもよく足を運んでおられたと思いますが」勝昭くん「うん、(牛島神社ではなく)別のところに通ってたけどね」→沈黙する吉田アナ(爆)
・木村山vs若荒雄
「どちらも上体でべちゃべちゃやるだけの突っ張りですからね」と千賀ノ浦親方
木村山のいなしっていうのは絶妙かつ強烈なのね、そうは見えないけど・・・という一番。叩き込みで木村山4勝3敗。
・旭日松vs高安
好調同士。同期生対決を心待ちしていたという宴会部長、気合が入りすぎて自分の頭にも塩が戻ってくる(笑)予想通りの激しい突っ張り合いになったが高安がつかまえての寄り切り。
取組終わって旭日松、「悔しいけど今日は気持ちよかった」そうなw
「腰を決めて攻めようと思った」とは高安の談話。確かにどっしりと突っ張っていった。
高安は今朝の朝日新聞でも「稀勢の里より素質がある」と先代鳴戸親方にも目をかけられていた存在として、特集記事がありました
アンケート3位!
・北太樹vs佐田の富士
立合い待ったの北太樹。二回目、北太樹が左四つ右上手投げ(すなわち調子が悪い右を使った)。調子の悪い相手にももろすぎる倒れ方の佐田の富士。足首の痛みはもう無いとのことですが・・・。
佐田の富士が小さい頃、地元の祭りを楽しみにしていた、ただ祭りでの相撲は負けて3位だった、という話に便乗して勝昭くんに話をふる吉田アナ。勝昭くんの故郷では「夜相撲だったかな?」との回答に吉田アナ「その時から夜がお得意で?あ、いやいや」と、やたら突っ込みたがるのでありました(笑)
・若の里vs隠岐の海
若の里の十八番を逆に奪った隠岐の海、もろ差しになってからはガブリながらの寄り切り。
・大道vs旭天鵬
優勝に期待するよ!との周りからの声に「そうやってみんなが楽しんでるところがいいですね」と、余裕のコメント旭天鵬(笑)
左から張って右が入り左上手、あとは一気に攻めた旭天鵬。
「一瞬掬われそうになったけど体の反応がいい」と取組後の談話。
全勝、そしてアンケート2位!
・嘉風vs翔天狼
「嘉風の当たりがいいですね」と千賀ノ浦親方。それが流れをつくった、ということらしく。決まり手は嘉風の引き落とし。
・宝富士vs舛ノ山
取組前。勝昭くん「舛ノ山は一生懸命押してますねえ!」千賀ノ浦親方「いわゆる『家賃が高いかな』というところですね」。
そして取組、立合いから左が入っての一気寄りで舛ノ山に軍配!
肺が小さいというハンデがある代わりに、食べる・寝る以外は相撲のことを考えなさいとトモハルくんに言ったという千賀ノ浦親方が明かしたトモハルくんの生活パターン。なんと、夜の9時からまた土俵に降りて四股を踏んで、それから就寝するとか!名古屋場所では土俵が外で暗かったので、四股を踏む代わりに夜の散歩をしていたそうです。(※勝昭くんの夜さんぽ、とは明らかに違う内容でしょうw)
「いまどきそんな子いないよねえ!」と感心しきりの勝昭くん。私も感動ますます応援したくなる舛ノ山~
後半戦。
・栃煌山vs豪風
回り込み回り込み・・・とほぼ土俵を後ろ向きに一周して豪風を叩き込む羽目になったオーザンでもあの動きは解説のお二方も仰っていた通り、稽古していないと出来ない動き。
内容はともかく、下がり続けながらも余裕のあったオーザンには上位陣との対戦への期待がかかる。
・時天空vs豊響
立合い合わない時天空。二度目の立合い、時天空張り差しで脇が空き豊響がそこを狙っての一気の押し出し。物言い無し(笑)
・安美錦vs雅山
「息子が物心つくまで相撲を続ける」と言っていた雅山、息子さんの3歳の誕生日を迎えて「第一目標はクリアしました」。「そうしたら下の息子さんが3歳になるまでとりつづける、というのは?」「それはさすがに長すぎます!」
アミさま取組後の談話:「左を固めるつもりが左に動きすぎました」と反省の弁。
・豊ノ島vs栃ノ心
栃ノ心、まるでレスリングの技のように豊ノ島を吊り上げてから落とす決まり手は吊り落とし。この豪快な技で栃ノ心、ようやく初日
・阿覧vs豪栄道
来客でよく見られなかった豪栄道、寄り倒して4勝3敗。阿覧、初日がどんどん遠くなる。
・妙義龍vs魁聖
魁聖が立合いから妙義龍を押し込み健闘!!!引きにも落ちずについていったが、さらに反応いいのはやはり妙義龍。押し出しで6勝1敗!
うわあ~妙義龍、明日は日馬富士戦・・・花道を引き揚げるときにすれ違った日馬富士は目を閉じて精神統一中だった。明日、生中継見られないでも見るのも怖い
・松鳳山vs鶴竜
鶴竜の右おっつけで松鳳山、体が浮いて傾いてしまったな~突っ張りを繰り出し右から松鳳山を叩きこんだ鶴竜、1敗をキープ!
・碧山vs稀勢の里
「稀勢の里もこのへんでそろそろ男になってほしいねえ」と勝昭くん。そして立合い、突っ張りが相手に効かない碧山。問題にせずの稀勢の里、押し出しで7連勝!
・日馬富士vs臥牙丸
今場所の日馬富士で一番時間がかかった相当慎重だったようで・・・。
それでももろ差しから下手投げ、と、勝機を見逃さなかった。
「立合いで相手の出足を止めるのが第一ですから」ほんと、あの体が前に出る圧力をかける方法をパーフェクトに覚えたら、実に怖い存在になるだろう
・白鵬vs豊真将
「横綱は四股・テッポウ・すり足だけで一時間半の準備運動をしますからねえ」と勝昭くん。
「立合いのスピードで横綱に負けてる」と錣山親方(寺尾)の話。でも豊真将、健闘したと思いました。少しずつ、結びの一番に何かをしでかしそうな力士になりつつあるのでは・・・?
白鵬もハルさまと同じく豊真将戦は叩き込み。まあ流れの中なので・・・
余談。突然実況席が映し出された時のこと。吉田アナは土俵を見つめる勝昭くんをじっと見つめ、勝昭くんもそれに気付く。どちらもニッコリ。
いかにも長年の付き合い、という感じの無言のやりとりに、つい笑ってしまいました(笑)吉田アナ、楽しんでるな~(笑)
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