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2012年11月16日 (金)

H24年大相撲九州場所五日目:取組メモ(幕内)

一度ずれるとズルズルずれていく取組メモ^^;
そして順不同w
そのためにリンク一覧のウェブページを作るともいう。

序盤戦最終日、五日目。早いなあ~~!あと10日で終わってしまいます

【幕内】
解説は正面に伊勢ヶ濱親方(旭富士)!向正面に関ノ戸親方(岩木山)!実況太田アナ、東西リポ藤井アナ・三輪アナ。

幕内土俵入り。
東先導の正直さん。土俵を上がる時の足の運びがとても不安・・・ハラハラしてしまった
ブロガーさんたちも方々で仰ってますが、本当にお顔がげっそり痩せて青白い気がするし・・・お声だけは健在なのですが。
東の砂かぶりには、ヒサシのような立派な前髪をお持ちの着物美人が。菊関にだけ三度パチパチと手を叩いておられました。
太田アナ「せきわっけ、妙義龍」と言っていた・・・!
西から出てきた千代大龍が佐ノ山親方に丁寧にお辞儀してるところが可愛かった(笑)
しかし豊ノ島が腰に大きなテーピングをしてることに気付き、心配に。
ハルさまの塵手水がゆったり丁寧でこの五日間でも特に美しく見え、相変わらず魅入ってしまう

伊勢ヶ濱親方から両横綱についてのコメント。

Dscf0602「白鵬は落ち着いてますね」
「(弟子の日馬富士の土俵入りに関して)よくやってると思いますね。嬉しいですね、感無量です」
「(ハルさまの相撲内容に関しては)まだ少し硬くなってますね。本来の立合いじゃない。全体的に相手を見ながら相撲をとっているので、余計なことを考えずに自分の相撲をとることですね」

そして関ノ戸親方

Dscf0603すっかり会社員のように!

中入りは四日目に放送できなかった「新十両紹介」
もちろん、竜電くんです

Dscf0594_4

インタビュールームが狭すぎて足元まで見えない九州場所・・・ちょっと残念
フルでお姿を拝みたかった。

Dscf0595

新十両紹介の日はあいにく完敗でしたが、その件には触れずのインタビューでした
初日に関しては、緊張はしたが「いい相撲をとろう」と思ってとったのが良かったそうです。

化粧回しの紹介。

Dscf0596

高田川部屋のロゴでもあるこの下弦の月のような形。下は土俵の俵を、上は横綱の綱を表しているんですね。
高田川親方が「横綱になってほしい」との願いを込めたもの。
入門当初から「雷電」にあやかるべく「竜電」という四股名をもらっただけあり、期待度は実に大きい竜電くん。

Dscf0598↑小さい頃の竜電くん!「明るい子供だったと思います」
三人兄弟の末っ子で、一番上のお兄さんとは12歳違い。
小学校三年生の時の柔道着姿は・・・

Dscf0599
デカイ(笑)もちろん後ろの左端が渡邊少年であります。
しかしこの頃は全然強くなかったらしく、頭角を現したのは中学生の時。県大会で優勝。

Dscf0600
この当時で身長は184~185cm、体重110kg少しあったそうです

そしてお馴染みの出会い。
中二で柔道部の別の学生さんをスカウトに来た当時の千田川親方でしたが、校長先生は「もう一人でかいのがいる」と校内放送で渡邊少年を呼び出しました。呼ばれた校長室で大きい声で「こんにちは!」と親方に挨拶した渡邊少年は親方に気に入られ、以後親方は何度も渡邊少年のもとへ足を運びました。
相撲をよく知らなかった渡邊少年、家に帰ってお父様が安芸ノ島のDVDを見ており「この人に会った」という息子に仰天。それから渡邊少年も相撲のDVD等を見るようになり、少しずつ興味が湧き親方のすすめで高田川部屋の見学に行き、「かっこいい」と入門を決心したのでありました。

親方のメッセージ。

Dscf0601
「前へ前へ」が合言葉(笑)

関取昇進へのきっかけが「勝ちたい」から「いい相撲をとろう」に変わった時。体が勝手に動くようになったとか。気持ちひとつでほんと、変わるものなんですね。
「稽古に励みながら一歩ずつ上がっていきたい」にこやかに、そして真摯に即答する竜電関でした。

Vを見ていた伊勢ヶ濱親方「まだ先があるんでもっと磨いて上を目指してほしいですね。結構思い切り前に攻めるのでいいんじゃないですか?」だそうです。

さて取組メモ。
幕内前半戦。

・富士東vs千代の国
左膝のテーピングが大きくなって気になっていた国ちゃん。二日目の相撲で痛めたそうな玉鷲戦か・・・。
しかし「予防のためなので大丈夫」と国ちゃん。そう言ってとった相撲は・・・ほんとに大丈夫なのか!?
おかわりくんの低い出足が実によかったこともあるが、下から突っ張っていこうにもすでに体はのけぞりそれ以上反撃できない。ドドドドと前に攻めるおかわりくん、廻しをとりながらの押し出し・・・もとい寄り切り。
国ちゃんは竜電くんと同じく平成2年生まれ。でも初土俵は竜電くんより1年あとの平成18年の夏場所であります。早く国ちゃんと相撲がとりたいと竜電くん言ってたな。

ところで幕内西の土俵入り後、呼出しさんたちが急に西の土俵下に集結。見ると土俵へと上がる段のふもとに土の山が!どうやら土俵の縁が崩れたらしく、前半戦取組前まで呼出しさんたちが白房下にぎゅうぎゅう詰めしかし国ちゃんの取組の頃にはきれいさっぱり土が固められていた・・・これぞ日本人の職人魂・・・御見それしました
相撲は力士だけでは成り立たないのです。土俵あっての相撲です。

・芳東vs若の里
関取キャリアは雲泥の差だが人生的にはベテラン対決。そして先輩ベテランが力強い左からの掬い投げ^^;
初顔合わせだったのですね。気付かなかった。
忍さん序盤は4勝1敗で終える!

・若荒雄vs雅山
最初の立合い不成立。二度目、上突っ張りの応戦が激しい。雅山が強烈な右のど輪で若荒雄をのけぞらせるが、その腕をたぐる若荒雄が反撃の突っ張り、しかし土俵際につまった雅山、若荒雄を叩き込み俵に足が残った状態で若荒雄がうつ伏せにバッタリ倒れるのを見届けて土俵下に転がり落ちた^^;
「両者ほとんど引きませんでしたね!」(太田アナ)
「どちらが先に引くのかを見てる取り口に思えましたね」(関ノ戸)

・旭日松vs千代大龍
4連勝と好調の千代大龍、前日の常幸龍戦で自信をつけたか押しに徹して5連勝!宴会部長の上突っ張りを下からあてがいながら前に出ていった!
「旭日松は足がつま先でいってますね。すり足で下から突き起こしていく突っ張りじゃないと相手には通じません」(伊勢ヶ濱)
・・・だめじゃん宴会部長!!!すり足だ!!!
「千代大龍は今場所は前に攻めてますね。前に攻めれば強いですね」(伊勢ヶ濱)

・玉鷲vs嘉風
低くもろ差しで玉鷲を寄りたてていく嘉風、太田アナ「重ね餅!」と思わず叫ぶ土俵下二人の転落。決まり手は嘉風の寄り倒し。嘉風4勝1敗で好調!

・翔天狼vs常幸龍
新入幕の常幸龍「十両の時よりひどい緊張。体が硬くなってます。上半身に力が入りすぎ。相手にも研究されてると感じる」
立合い思い切り当たった翔天狼、そのまま思いっきり叩いて常幸龍終了。
「立合いの当たりは翔天狼でしたね。常幸龍は立ち遅れてるし腰が高い。しっかり当たらないと。足も止まってる。自分の持っている以上の立合いでどんどん当たっていかないと幕内では通用しません。手をついてすぐ立てばいい。勝ちにいくより自分の相撲をとることです」(伊勢ヶ濱)
「僕の場合は新入幕の時、幕内でどれだけ通用するのかワクワクしてました。幕内では強さよりもスピードが違うと感じましたね」(関ノ戸)
「ワクワク」と「緊張」、対照的。緊張は自分に期待しすぎている裏返しかもしれない常幸龍。
「何かが違う。何かが違う。それがなんだかちょっとわからない」と取組後の談話。
立合い当たってないから、と元横綱再び斬る(笑)

しかしイス席が異常といえるほどにぎやか。小学生の応援団が「九州場所の応援」で立合い直前の緊張感もKY状態で各自がてんでばらばらとめどなく声援。
声援はいいけど誰か・・・声援の送り方をおしえてやって(泣)
力士も相撲とりにくくないんだろうか?立合い前にギャーギャーされるのは。集中してれば関係ないかな。

・時天空vs北太樹
低く当たった北太樹、左おっつけながら右もきめてそのまま一気に時天空を向正面土俵際まで追いやる。テンクーさま何もできずなんと・・・序盤5連敗決まり手はきめ出し。

太田アナが今年の新三役についてコメント。

Dscf0605毎場所、新三役が登場した今年。九州場所は無し、ですが。
「要は上が空いたから上がったってことでしょうね」とクールな伊勢ヶ濱親方?(笑)

・勢vs阿覧
一瞬レスリングのような体勢になるが阿覧が左にパッと回り廻しをつかみ勢を抱え込もうとする。しかし腰が割れていた勢が右へ体を開きながらの掬い投げで阿覧バッタリ。
「阿覧は下半身が動いてないのでだめですね。上体だけで相撲をとってる。勢は思い切りがいいですね」(伊勢ヶ濱)

・旭天鵬vs大道
合い四つの二人、テンホーさまが大道に上手とらせず即寄り切り^^;
「(旭天鵬は)普通に差すだけで相手が起きちゃうね」(伊勢ヶ濱)
「懐が深いんです、懐が深いんです!届きません!」ダイドー談話。
「合い四つだから先に取ったが勝ち♪」テンホー談話。

・臥牙丸vs豊響
いきなり左を差しにいったガガ!しかし響が左にひねってガガちゃんを突き落とし。
響、勝ちはしたが・・・
「腰が高いですね」(同部屋の岩木山)
「臥牙丸のほうが立合いが鋭かったんですけどね。廻しとれなかったんで豊響にやられました」
「豊響は土俵際で腹を出しちゃうので上半身が起きるんですよね。もともと四つの力士なんですが、幕内では突き押しに徹しないと勝てません」と岩木山、豊響の課題を取組前から指摘。

後半戦。

・碧山vs豊ノ島
全勝対決。まず豊ノ島がつっかけ立合い二度目。ふわっとした立合いに。即左入りもろ差しになる豊ノ島、碧山右おっつようとするが効かず出て行く豊ノ島が寄り切り。
立合い、警戒気味で腕がいつものように伸びていなかった碧山に敗因あったか。

・高安vs舛ノ山
舛ノ山といえば左のかいな返し。その左が相変わらず痛々しいトモハルくんだったが・・・なんと、高安に攻められると必死に左かいな返して高安を思い切り傾かせ掬い投げ、両者ともに東へ思い切り倒れる!物言いがつき・・・トモハルくんの右膝が先に付いており軍配は高安に。かなりきわどい感じだったが伊勢ヶ濱親方、審判の結果が出る前から「舛ノ山のほうが先に落ちたように見えましたけどね」と言っていた。
「舛ノ山、そのままいっちゃったからね。右をしっかり取ってれば」(伊勢ヶ濱)
右廻しをとって体を寄せていれば、先に高安の体が落ちていた可能性が><まさに右から落ちてしまった><

・豪風vs豪栄道
ゴータロー、手を出しながら当たって右から叩く。相手を見て行くような立合いが功を奏した。
「(豪栄道は)場所前の稽古はそんなに調子いいようには見えませんでした。むしろ妙義龍のほうがよかったんですけどね。でも内容がいいですね本場所では」(岩木山)

・妙義龍vs栃煌山
妙義龍「はじめの三日間は立合い当たって腰が浮いてたことが敗因。四日目はそこを修正して腰を割った。そこがよかった。まだまだいろいろやるべきことがある。左前回しをとって攻める相撲も考えてるがまだまだです」と、きっちり考え抜いている。さすが。
立合い、オーザンがきらい二度目。右からオーザンを突き放す妙義龍、その手をおっつけるオーザン右張ってもろ差し狙うが妙義龍が前さばきで許さず右前まわし。正面土俵際へ下がるオーザンを左から突き落とそうとする妙義龍だったが向正面側へ逃げて向き直るオーザン、妙義龍が出てきたところを体を開いて叩き込み。
「栃煌山の下半身が崩れてなかったので妙義龍のいなしは効きませんでしたね」(岩木山)

・安美錦vs琴欧洲
アミさま立合い下からカロヤンを突き放して押し込み切るかと思いきやカロヤン左上手ガッチリつかむ。右から掬い投げを試みるアミさまだったが通じず、カロヤン右前まわしも掴んで体を寄せ黒房下にアミさまを寄り切り。

・琴奨菊vs栃ノ心
当然ながら大声援を浴びるガブちゃん。立合い右前まわしをとるがそれをおっつける栃ノ心、しかし効かない。左はおっつけて栃ノ心に上手をとらせずいい体勢になってから深く差し前へガンガンガブリ寄り切った。

・松鳳山vs稀勢の里
写真つきはこちらを。
立合い間合いが合わずそのまま不成立になるかと思いきや、なんとか立った二人。ふわっとした立合いで即もろ差しを狙ったのは松鳳山。が左を巻き替えるキセ、左下手にはなるが松鳳山がさらに巻き替えようとする。それを許さずかいなを返し再び左四つのキセだが、松鳳山その左を小手に振りキセの体勢を崩そうとする。必死に相手を前に置こうと寄るキセ、体を寄せると松鳳山の右かいなを再び返す一方で右上手を取ろうとするも松鳳山の左手が邪魔をする。右手を渾身の力で上げながらもろ差しを狙う松鳳山だったがキセに右上手にさせられ左四つに。キセ、腰を相手にぶつけながら松鳳山の上手を切るがそこでもろ差しになったのは松鳳山、すかさずキセ左おっつけながら右はキメて相手を西に寄りたてていくが体を左に傾けながら回り込むは松鳳山、キセが逆に土俵際に寄りたてられるがさらに回り込むキセ、今度は右のどわで松鳳山を押し込み両者土俵中央に。左ハズで赤房下へ松鳳山をさらに押し込むキセだったがそこで松鳳山が押される力を利用して左を外しながら右も引いてキセを引き落とすと前へつんのめるキセ!必死に回り込もうとするもそのまま土俵の外へと一回転して東の徳俵上に仰向けにゴロリのキセ!裕也くんも引いた威力で自分も前のめりになるが手はつかずそのまま回り込み向き直るとすでにキセが転がっていた^^;

「稀勢の里は稽古場でも見てるが、右足は出るけど左足が出ない。左を差したいのなら左足を出さないと」(伊勢ヶ濱)

・鶴竜vs隠岐の海
地力の違いが歴然としてしまった一番だったが、それでも今場所は何か魅せるものがある隠岐の海!(笑)
立合い即左差しの隠岐の海、鶴竜も左差すが隠岐の海のかいな返しで右上手とれず。隠岐の海が赤房下へ左おっつけながら鶴竜を押し込んでいく間に鶴竜巻き替え土俵際では万全のもろ差し両廻しになり、体を振りながら土俵際を逃れる。左四つ右上手になる鶴竜、頭をつけ隠岐の海左差させず。そのまま腰を割った鶴竜が右をしっかり引き付け隠岐の海を揺さぶりながら力強く黒房下へ寄り切り!
「鶴竜が落ち着いてましたね。無理に巻き替える必要ないし、立合いも前に出てました」(伊勢ヶ濱)

・魁聖vs日馬富士
「(日馬富士は)体ができてくれば相撲も変わってくるでしょう。年齢的にもまだまだですし。相手を見過ぎないことですね」(伊勢ヶ濱)
立合い、蹲踞して肩でふうっとスピードある息を吐くハルさま。これは一気に爆発させるための精神統一だ。そして立合い、文句なしの早さで突き刺さるように左前まわしをとり、右はかいなを返しながら回り込んでの出し投げ!魁聖、5連敗><

・白鵬vs豊真将
白鵬、右を差し左で豊真将の右腕を抱えるとそのまま小手で振り回し吹っ飛ぶ豊真将・・・お茶の子さいさいに見えた一番でした。豊真将、左のおっつけ効かない、というかおっつけられたらじゃあ反対側でいいや、といった感じの横綱でした^^;
「普通にとってればいいんですよね。別に小手で投げなくてもね。どっちでとってもいいや、って感じでしょうかね。相手は攻めてこないしね」(伊勢ヶ濱)
左のテーピングがますます大きくなってる豊真将ですが、この小手投げで右腕まで痛めてなければいいけど・・・とちょっと心配になりました

これで序盤戦は大関陣に全員土がついたため、全勝白鵬・豪栄道・豊ノ島・千代大龍に。
4勝1敗日馬富士・鶴竜・稀勢の里・琴奨菊・琴欧洲・碧山・嘉風・勢・若の里という展開になりました。

まだまだ、これからです

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