またまた「この腕は誰?」なH25年大相撲初場所ポスター&新十両・引退力士
一応、例によって佐々木一郎記者のリサーチでは勢関・・・ということになったらしいですね(笑)
今回はさすがに協会もこの腕が誰なのかは把握しているそうですが、まだ正式発表はないそうです。(間違ってたらすみません・・・時勢に追いつかないこと多々でして)
来年の初場所はテレビ観戦オンリーのつもりでしたが・・・本場所での日馬富士関の横綱土俵入りもまだ生で観てないし応援したいし(もちろん他のご贔屓さんたちも)で、とりあえず序盤戦の平日チケット「Facebookを使って友達と大相撲観戦!」をゲットしてしまいました。
ちゃんこ一杯プレゼント、二人でどうすれば(笑)
なんだか九州場所の日馬富士ショックでハルちゃんのことばかり語ってきてしまい、他のことがおろそかになった感が
もうずいぶんと日が経ってしまいましたが、新十両が発表されましたね。
新十両東龍、母命日に吉報
日本相撲協会は28日、大相撲初場所(来年1月13日初日、両国国技館)の番付編成会議を福岡市内で開き、新十両はともにモンゴル出身の東龍(25=玉ノ井)と鏡桜(24=鏡山)の2人と発表した。
東龍は母の命日に吉報を受けた。28日は母ツェルマーさんが48歳でこの世を去った日。心臓病治療のため使っていた薬の副作用が原因だった。明徳義塾高校2年生の時で「聞いた時は涙も出ないくらい信じられなかった」。来日から丸10年、25歳で念願の関取の座をつかみ「魁皇関(現浅香山親方)のような相撲を取りたい」と目を輝かせた。
[2012年11月29日9時1分 日刊スポーツ紙面から]
大相撲:鏡桜が新十両 苦節10年、所属力士2人の部屋から関取
2012年11月29日
日本相撲協会は28日、福岡市内で初場所(来年1月13日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士3人を決め、発表した。新十両2人はともにモンゴル出身の鏡桜(かがみおう、24=鏡山部屋)と東龍(25=玉ノ井部屋)。
現師匠の鏡山親方(元関脇・多賀竜)が96年12月に部屋を継承してから初の新十両となった鏡桜は、部屋に所属力士が2人という厳しい環境の中で出世を果たした。再十両もモンゴル出身の城ノ龍(29=境川部屋)だった。
苦節10年で目標だった関取昇進が現実となっても、祝福してくれる兄弟弟子は1人。それでも鏡桜は、感慨深げに相好を崩した。「親方がいなかったら自分もいない。力士は2人ですが(三段目の)竜勢には場所中もぶつかり稽古で胸を出してもらった。感謝しています」。
師匠の鏡山親方さえも「劣悪な環境」と自虐的に説明する中でひるまずに地道に稽古を積み重ね、自己最高位の西幕下4枚目だった九州場所で4勝3敗と勝ち越し。外国出身力士で史上6番目に遅い初土俵から所要56場所で新十両昇進を果たした。
モンゴル出身力士のパイオニアで元小結の旭鷲山に憧れ、03年名古屋場所に15歳で入門。師匠によると当時は5人ほどの力士が所属していたが、年々数が減って現在は師匠の長男である竜勢と2人きりとなった。年3回の東京場所前は基本的に部屋(東京都葛飾区)近隣にある中村部屋に出稽古し、九州場所では同じ福岡県糟屋郡志免町に宿舎を置く時津風部屋に連日出向いた。
96年に継承して初の関取誕生に、師匠も「俺が弟子を集めることができればいいんだけど…。少ない人数の中で一生懸命頑張ってくれた」と申し訳なさそうに祝福した。
通常は関取になれば個室が与えられるが、鏡桜は現在3階にある約30畳の大部屋を1人で独占。2階に関取用の個室があるが、本人は「竜勢は1階にある部屋で寝ている。とりあえずは動くことはないと思う」と説明する。付け人についても師匠は「どこかの部屋に助けてもらうしかない」と嘆く。相撲協会広報部も「記憶にない」という力士2人という部屋からの異例の出世だが「竜勢と来年も2人で頑張ろうと言い合った」と決意も新た。名横綱・柏戸が礎を築いた部屋の灯は絶対に消さない。
(スポニチ)
鏡桜、新十両でも便所掃除…力士2人だけ部屋の事情で
日本相撲協会は28日、福岡市内で大相撲初場所(来年1月13日初日・両国国技館)の番付編成会議を行い、新十両に共にモンゴル出身の鏡桜(24)=鏡山=、東龍(25)=玉ノ井=の昇進を決めた。再十両は同じくモンゴル出身の城ノ龍(29)=境川=のみとなった。
鏡桜は現師匠の鏡山親方(元関脇・多賀竜)が96年に部屋を継承してからは初の関取。所要56場所での昇進は外国出身力士で6番目のスロー記録だ。晴れの会見かと思いきや、師匠は少し複雑そうだった。「お祝いの席で言うのも何だけど、いろいろ厳しい面も出てくる」と苦笑いを浮かべた。
原因は弟子の数だ。鏡山部屋は鏡桜を含め力士は2人。付け人は同じ時津風一門のほかの部屋から借りる予定だが、部屋だけではとても足りない。雑務をこなす人も少なくなる。師匠は「(関取でも)便所掃除くらいはやってもらう」と話したが「いろいろ考えると頭が痛い」とため息。「きちんとやっている部屋に申し訳ない。自分も心を入れ替えてやらんと」と異例の反省発言まで飛び出した。
当の鏡桜自身は「自分でやれることはやります。(昇進を)スタート地点として、また一から頑張りたい」と意気込んだ。
◆鏡桜 南二(かがみおう・なんじ)本名・バットフー・ナンジッダ。1988年2月9日、モンゴル・ウランバートル市生まれ。24歳。鏡山部屋。03年名古屋、初土俵。181センチ、129キロ。得意は右四つ、寄り、上手投げ。
(2012年11月29日06時03分 スポーツ報知)
なんというか・・・二人とも、頑張ってほしい!
東龍は、九州場所4勝目がかかる一番が残念な「勝ちに行く」相撲でしたが、新十両の場所では懐の深さを活かした豪快な相撲を期待したいと思っております。
鏡桜はよくぞここまで・・・ですね
関取になっても部屋の事情で待遇は変わらず・・・想像以上に大変なのではと、親方の心中お察しします
それにしてもここのところ、関取不在だった部屋から少しずつ新十両が誕生していて、喜ばしいことですね。
その一方で、部屋の運営が厳しく統合されたり、親方が定年退職になって全員移籍したり・・・と動きが激しいのも事実。
そんな中、式秀親方(元小結大潮)が来年1月に定年退職されるとのことで、部屋の潮光山さんが引退を決意したと知って大ショック・・・。
もう一息で関取の座に、と思っていたのに・・・。
断髪式に参加された方のブログで大銀杏姿の潮光山さんを見て、ここのところ涙腺が壊れ気味な自分に追い打ちをかけるような仕打ちが待ち構えていた・・・という感じです。
序二段の海翔さんは存じ上げませんでしたが、潮光山さんと一緒に断髪式を終えて、二人が式秀部屋から旅立たれました。
これからもそれぞれの道でのご活躍をお祈りしたいと思います。
引退力士情報というのはいまだによく分かってないのですが、必ずしも実際の引退日とは一致しないのですね。星冑さんもやっとお名前が。期待したかった宮澤くんの名前も今になって。
仁王山さんもお疲れ様でした・・・ 淋しいですね。
【引退力士情報】
平成24年11月28日発表 |
番付 | しこ名 | かな読み | 部屋 |
西三段目二十四枚目 | 北櫻龍 | ほくおうりゅう | 中村部屋 |
西序二段五十枚目 | 大峰 | だいほう | 峰崎部屋 |
東序二段六十四枚目 | 星冑 | ほしかぶと | 井筒部屋 |
東序二段六十七枚目 | 津軽洋 | つがるなだ | 境川部屋 |
西序二段八十四枚目 | 甲斐力 | かいりき | 中村部屋 |
東序ノ口五枚目 | 高橋 | たかはし | 九重部屋 |
西序ノ口九枚目 | 寺尾龍 | てらおりゅう | 錣山部屋 |
西序ノ口十枚目 | 仁王山 | におおやま | 高田川部屋 |
西序ノ口十一枚目 | 魁州 | かいしゅう | 友綱部屋 |
東序ノ口十三枚目 | 今尾 | いまお | 錣山部屋 |
番付外 | 宮澤 | みやざわ | 湊部屋 |
番付外 | 朝剣 | あさつるぎ | 高砂部屋 |
せっかくなので式秀親方のニュースも。
式秀親方が定年へ 相撲人生の千秋楽
2012年11月26日 00:22
来年1月3日に日本相撲協会の定年を迎える式秀親方(64)=元小結大潮、北九州市八幡東区出身、本名波多野兼二=が大相撲九州場所千秋楽の25日、相撲人生最後の場所を終えた。会場の福岡国際センター(福岡市博多区)で木戸番(チケットもぎり)を1時間務め「九州が最後なんて因縁を感じる。河原の石ころのような男が、周りの人に磨かれた。相撲に感謝している」と語った。
1962年初場所で初土俵を踏み、40歳まで現役を続けた。通算出場1891回は歴代1位。横綱の北の湖関(現理事長)と輪島関を倒すなど通算964勝は魁皇関、千代の富士関に抜かれたが、当時はトップ。「相撲をやめる」と何度もこぼしたときに妻の晴代さん(63)から返された言葉が忘れられないという。「日本一の勝ち星を挙げてからやめなさい」。式秀親方は「よく支えてくれた」と感謝した。
現役引退後は部屋付きの親方を経て92年に式秀部屋を興した。九州場所では故郷の北九州市に宿舎を構え、地域との交流も大事にした。「私が歌えるのは母校(高見中)の校歌と北九州市歌ぐらい」と笑う。25日夜には同市内のホテルで打ち上げ式があり「北九州や全国で支えていただいた方に応えられるよう、一歩でも前に進んでいきたい」とあいさつ。部屋の今後については未定で「決めなければいけないことが多くて」と表情を引き締めた。
=2012/11/26付 西日本新聞朝刊=
来年の初場所&新十両の喜ばしい話から始めたのに、淋しくなってしまいました。
ハルちゃんの千秋楽の悔し涙と勘三郎さんのせいだよ・・・(;ω;)
今年の五月場所千秋楽にお見かけした潮光山さん。
とってもいい人オーラが満載でした
« 中村勘三郎さん・・・ | トップページ | 日馬富士ニュース:良きにつけ悪しきにつけ »
「大相撲」カテゴリの記事
- 2020年の6月中旬です(2020.06.16)
- すっかりご無沙汰してしまい(2019.06.17)
- 平成30年(2018年)大相撲一月場所(初場所):NHK大相撲中継解説者一覧 ※随時更新(2018.01.12)
- いざ国技館へ(2017.09.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント