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2012年12月 3日 (月)

アスリートの魂~”綱”と闘う横綱日馬富士

先ほど放送された「アスリートの魂」。新横綱の15日間。
しっかり見届けました。
でも初めの10秒ぐらい見落としたので、録画をまた最初から最後まで見直しました(どんだけ)。

うう・・・いまだに心臓が痛い・・・
やっぱり大好きな、真っ直ぐなハルちゃんでした。
相変わらず心・顔の表情・言葉が直結していて全くぶれるところがないハルちゃんしかいなかった。全くもって飾るところがこれっぽっちもない。
魂にズキュンときてしまう・・・。

まだあと2回再放送もあるので、多くは語らないことにしましょう。

二度見てどうしてもウケてしまったのは、やっぱり伊勢ヶ濱親方・・・
言うことを素直に聞けないハルちゃんが去った途端に「べー」の代わり(?)に下唇を突き出す親方~!www
お宝映像です!
親方の「べー」はまさに的中してしまったようですね・・・

しかし、九州場所初日の前日から中盤戦最終日まで、あんなに大きな富士山の絵を描き続けたとは・・・
綱の重圧から少しでも解放されるためだったのですね。
じっと深呼吸しているよりも、大きなキャンバスに向かって体を使って勢いよく色彩をほとばしらせていくほうが、無心になれるかもしれません。
ああそして・・・絵筆を置いたその翌日から5連敗・・・かあ。

富士山の手前の燃えるような紅葉は、まるで燃え盛った炎が富士山を呑み込もうとしているかのようでした。
本人も無意識のうちに、自分(日馬「富士」)がとてつもなく大きなものに呑み込まれそうになっていく姿を描いたのではないか・・・そんな気がしてしまった。
そして、富士山のなんと堅いこと。堅いというのか、雪をかぶる富士山の姿は切り込みも鋭く、とても厳しい姿をしていました。とても冷たい姿。その姿に、日馬富士が抱く「恐れ」を私は感じました。
それと同時に、恐れを払拭しようと闘う意思もキャンバス中からあふれ出ていた。燃える紅葉に呑み込まれながらも、その炎を逆に自分のエネルギーに代えていこうとするかのような、恐怖とそれに抗う内奥からの不屈の心が激突するさまが、夜の稽古場に「ただの絵画」ではないオーラを放っていた。

絵画は人生そのもの。ハルちゃんの絵も、ハルちゃんの魂とまさに直結していました。

親方がモンゴルからハルちゃんを連れてくる決め手となったのは、ハルちゃんの動きの良さと「言ったことはすぐ出来る」呑み込みの早さ。
思ったことをストレートに実現できるハルちゃんのただならぬ人間性は、絵画にも表れていましたね。

親方の言葉が素直に聞けなかった日馬富士。
「気力と気迫が自分にはまだ足りない」という自覚がある日馬富士。

静かに語るハルちゃんには、まだまだとてつもない伸び代があるのだと、あらためて認識しました。

自分の弱さにしっかりと向き合って道を探し続ければ、必ず突き抜ける日がやってくる。
負けん気の強さも、高みへの原動力となる。

ファンサービスを時間ぎりぎりまで行い、子供たちには限りなく優しい眼差しを向けて、自分の存在する意味をしっかりと認識しているハルちゃんの姿には、心が震える感動をおぼえます。

来年の初場所。
不屈のオーラを強くまとった横綱の姿が見られることを楽しみにしています。

それにしても・・・あのキャンバスの覆いを一緒に破っていたモンゴル人は一体何者だったのかしらん・・・?

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