『「アスリートの魂」~”綱”と闘う 横綱日馬富士』:番組内容(1)
昨夜、3度目の放送が終わりました。「アスリートの魂」日馬富士特集。
あらためて振り返ることにしました。
長くなりそうなので、記事は分けて書こうかな。
【プロローグ】
九州場所を間近に控えた夜、稽古場で一人絵を描く力士がいた。
日馬富士公平、28歳。
横綱として初めて臨む本場所で、満足のいく結果が出せるのか不安を感じていた。
「不安と怖いっていう気持ちがね・・・その積み重ねが心にたまってくると、その気持ちを色にしてぶつけて絵を描いています」
体重が幕内で最も軽い133kg。体格のハンデを、類まれなスピードと猛稽古で克服してきた。
抜群の品格と力量が求められる横綱の地位。その責任を果たさなければならないという重圧。
「自分の相撲をもっと磨いて、相撲だけに命をかけて」
綱の重みと闘った九州場所。日馬富士の新横綱としての15日間を追った。
【横綱としての新たな日々】
10月。
大相撲の力士たちは、巡業で各地を回っていた。
(蛇足ながら、背後の力士たちが気になるのでもっとゆっくりカメラを回してほしかったという視聴者の声がちらほらとwww)
「新しい歩む道というか、生活も立場もいろいろな意味で変わって。それを自覚してがんばっています。自分のやるべきことを一生懸命やって、横綱の責任を果たさなければいけない」
横綱になって日馬富士の日常は大きく変わった。
5年ぶりに誕生した横綱に、ファンの関心が集中。
行く先々で人だかりができる。
(↑この聡ノ富士さん・・・狙ってるんだろうか?笑)
「時間です、これで最後でーす」と伊勢ノ花さんも仕切りにおおわらわだが、「ちょっと待って。ぎりぎりまでやろう」とサインする手を動かし続けるハルちゃん・・・
ファン想いです(泣)
出席しなくてはならない行事も格段に増えた。
交通安全のキャンペーン。後援会のパーティー。
稽古の時間も十分にとれない忙しさだ。
(付け人さんたちも、その分稽古できなくなるのではと危惧・・・)
【日馬富士の相撲】
福岡の太宰府天満宮。
横綱になって初めての本場所、九州場所が近付いていた。
日馬富士が繰り返している稽古があった。
体重が幕内平均より30kg軽い日馬富士。
その相撲を支えてきたのが、スピードのある立合いだ。
まず低い姿勢から突き上げるように相手にぶつかる。
(魁聖戦)
体が小さいため、大きな相手とがっぷり組むと不利になる。先手必勝の相撲だ。
「相撲は立合いで7割決まるので、あとは体が反応して流れで。僕の形っていうのはスピードですから。相手より速く動いて自分の頭をつける形になって、相手が押してきたら投げるし、そういう相撲をずっとやってきました」
【親方との出会い・そのおしえ】
師匠の元横綱旭富士、伊勢ヶ濱親方。
12年前、有望な力士を発掘しようと訪れたモンゴルで、日馬富士に出会った。
親方が惚れ込んだのは、そのスピードだった。
「やっぱり動作がすごく機敏だったしね。なんかこう、みんなとはちょっと違うものを持っていたような感じがしたんでね。成長力っていうかね。
いろいろやらせてみて、またすぐ出来るしね。そういった意味じゃ、伸びしろはかなりあるんじゃないかなと思って選んで連れてきましたから」
(親方・・・以前からマツコ富士もよく似てるなあと思うんですが・・・私だけでしょうかそう考えるのは?親戚かなあ?なんて)
平成12年、モンゴルでの写真。
当時12歳の日馬富士。入門当時の体重はおよそ70kg。
最初は大きな相手に何度も跳ね返され、悔しい思いをした。
しかし親方は、立合いで相手をいなすような相撲を固く禁じた。
「お前のスピードがあれば、大きな相手にも必ず勝てる」
(この時代から大相撲を見ていたかったなあ・・・(´・ω・`))
「入った頃から体が小さかったからね。僕が勝つことによってみんなが温かい拍手をしてくれるんです。小さい人が大きい人を倒すと。
僕にとっては本当にそれだけ考えてました。勝っても負けてもね」
【真っ向勝負で頂点へ】
自分の相撲を信じ続けた日馬富士。
今年の秋場所千秋楽、白鵬戦。
(↑どうしてもヒシゲジャルガルちゃんを見てしまいますwww可愛すぎるwww)
ついに角界の頂点、横綱に昇り詰めた。
200年以上に及ぶ大相撲の歴史。
その中で横綱の地位についた力士は、わずか70人しかいない。
横綱昇進の際に与えられる推挙状。
「品格力量抜群につき横綱に推挙す」
品格と力量を兼ね備えた者だけに許される特別な地位だ。
常に勝ち続けることが求められ、負けが込めば引退。横綱になった者にしかわからない重圧だ。
伊勢ヶ濱親方の言葉。
「恥ずかしい相撲はとれないし、負けることも許されないわけですから。安定した成績、もちろん優勝するということを常に思って相撲をとっていかなきゃいけないんで。そういった重みというのは感じますよね。やればやるほどね」
福岡の海が美しい・・・
11月。
日馬富士は奉納土俵入りに臨んだ。
(このくっきりとした三白眼が魅力)
「裸で、綱一本で土俵入りをやることは・・・本当に、僕が偉いんじゃなくて、やっぱりこの”綱”というものが、この”横綱”という地位が本当に大変な地位なんだなって感じました」
東西横綱がそろうのは、およそ2年半ぶり。
千秋楽での両横綱の対戦に期待がかかる。
(何やら遠慮して?白鵬関と距離を置こうとするハルちゃん!?)
「新横綱の場所なので一日一番に集中して、自分の相撲だけを取りきりたい」
(先輩横綱として上から目線の白鵬関w)
「新横綱として、まして年一回の九州場所ですから忙しいと思うんだけど、しっかり認識してがんばってもらいたい」
(このコメントを聞いている時のハルちゃんの気持ちが知りたいカモなの)
「盛り上げていきます。引っ張っていきます。がんばります」
(先輩横綱、相変わらず出来過ぎクン・・・w)
モンゴルで美術を学んでいた日馬富士が久しぶりに絵筆を取ったのは、横綱として初めての本場所を前に落ち着かない気持ちを静めるためだ。
(それにしても手際のいい描きっぷりです)
大関時代には勝ち星が二ケタに届かないこともあったが、これからは許されない。
横綱としての責任を果たせるのか、重圧を感じていた。
「こんなに大きな期待をされると、不安と怖いっていう気持ちがね。今までの横綱たちもこんな気持ちだったんだろうなっていう感じです」
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