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2013年2月 5日 (火)

三遊亭竜楽さん

いろいろ作業をしながら聞いてたのでときに集中はできなかったのですが、今朝のニッポン放送「あなたとハッピー!」のゲストは三遊亭竜楽さんでした。
(※今ならニッポン放送ページ↑で放送概要が読めます)

実は、母からかなり以前より「七ヶ国語で落語をやってる人のCDを買ってきてほしい」と頼まれててそのままに・・・
(母からのおつかい、一体どれだけ溜めこんでるのやら

というわけで、ここぞとばかりに最後通牒を突きつけられた気分で「外国語で落語」という言葉がラジオから聞こえてきた途端にロックオン状態。

いや~~・・・
面白かった!
そして、昨夜書いた記事の最後に触れた「想像する心」について、まさに竜楽さんも仰っていたので、びっくりしました。うれしかった。
落語ワークショップで小学校一年生の女の子が、竜楽さんの落語を聞いたその翌日に作ってきたという落語・・・秀逸でした。たまげた!オチまでしっかり・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
そういう子供の想像力をどんどん伸ばしていく教育が当たり前になるといいなあと思いました。そういう意味で日本の寺子屋制度というのはすごかったということですね。


日本人の外国語に対する身構え方という点にもいちいち頷いてしまいました(笑)
日本人は発音をきちんとするとか、文法を完璧にするとか、そのあたりばかりを気にして肝心の会話が「間違えたらだめ」という強迫観念からなのか、とにかく言葉が口をついて出てこない。
海外で外国語を習ったら・・・どんなに発音がひどかろうが、文法ぐちゃぐちゃだろうが、単語が間違っていようが「しゃべるが勝ち」。
とにかくしゃべることを第一に、あとから直していけばいいんです。

思わず「そうなんだよ!日馬富士は日本語が下手なんじゃないんだよ!発音だけで上手い下手だと判断するな!」と心で叫んでた自分でしたw
(結局そっちにいくというw)

ついでについ、竜楽さんの公式サイトの動画も見てしまいましたが・・・
「ちりとてちん」は最後少し端折ったほうがいいのかなと個人的に思ったりもしましたが(イタリア人の反応も徐々に引いてきた感じがあってw)、言語に関係なく落語には常に存在する独特のリズム・音楽性がやっぱり面白い。

フランス人が全く笑わないで真剣に聞いているという話も興味深かった。
その集中力がすごくて、自分でも普段やらないことを(観衆から無言で)やらされるようになる。そんな貴重な体験もされたそうです。

日本の笑いの水準が世界一。そのようにも竜楽さん、仰られていました。
確かに、「笑い」を昔から職業として成立させている日本という国は特殊かもしれません。
外国人には「人を笑わせる場所にわざわざ行かなければ日本人は笑えないのか?」という質問もあったようですが・・・w

西欧人が酔っ払いに関しては笑いのネタとして抵抗がある、というのもなるほど・・・という感じでした。
ぜひ、ロシア公演を実現していただきたいと思います!!!
そして明らかに落語を聞いたときの反応が違うというアフリカ諸国でも!
これからも楽しみな竜楽さんです。

そんなわけで、「三遊亭竜楽の7か国語落語」【味噌豆編】。
今度こそ買わねば・・・

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