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2013年7月31日 (水)

H25年大相撲名古屋場所千秋楽~稀勢の里・白鵬最後に黒星

今更、な記事なのではありますが、終わらせておかないと。

※文中に出てくる解説者の言葉は必ずしもその通りとは限りませんのでご了承くださいませ。記憶を辿りながら書いていきますので・・・※

名古屋場所中は方々のブログを読む気持ちにもなれず、特に千秋楽については世の方々がどう考えられたのか、どう感じておられたのかも未だにわかっておりません。
よって、全く個人的な感想を・・・って、いつものことかw

場所中、「大相撲を見る目が娯楽の域を超えている」とツイートしている方がいらっしゃいました。
数多いツイートの中で、悲しいながらドンピシャな一言でした(;´д`)トホホ…
毎秒命を懸けて戦っているお相撲さんたちに対し、見る側はなぜか笑顔になってしまう大相撲という世界。
真剣勝負と笑いは隣り合わせ、なのか。いや、真剣勝負だからこそ怒り・感動・笑い・心配・喜び・・・さまざまなものが盛り込まれているというべきなのか。
それが、一定の時間帯を過ぎると笑うどころではなくなってくるという。だんだん身を切られるような気持ちになっていくのが最後の30分。というか最後の二番。いや、要するに日馬富士の取組

平成25年名古屋場所千秋楽の「これより三役」
私は、テレビ観戦が出来なかった代わりに用事がある場所へ早めに移動し、近くの公園でラジオ観戦・・・というか、タブレットでらじる・らじる観戦。
自宅でテレビ観戦中の好角家の友(稀勢の里狂)とFacebookメッセンジャーを介し、チャットしながら行く末を見守る(見守る、は不適切か)。
当然ながら、地上デジタルとタブレットでは極端な時差があり。友人が先に結果を知り、こちらが取組に到達する前に友人の「ゴーーー!」とかいうメッセンジャー上の叫びでどちらが勝ったかわかってしまう、という・・・(笑)
でも今回ばかりはこうやってテレビをリアルタイムに見ずにいられたことで、一方で悶々と一人きりでラジオを聞くはめに陥らなかったことで、多少(かなり)救われたように思います。

琴欧洲は結局横綱大関戦全て黒星で場所を終え、9勝6敗。
鶴竜は夏場所のリベンジに、豪快なすくい投げで琴欧洲を下して10勝5敗。
(「202センチの巨体を投げ捨てました~っ!」とラジオの吉田アナ)

結び前の一番
優勝者は決定していても、別の大一番が控えていた千秋楽。
稀勢の里vs琴奨菊戦
友の「立合いが合わない時点で負けだ」という一言の後に、本当にあの14日目の翌日なのか!?と疑うような実況が聞こえてきた。
「琴奨菊下手を切った、琴奨菊、寄る!寄った!寄り切り琴奨菊の勝ちい~~~!!!」と吉田アナの声。

まじかよ・・・。

その一言しか打てない。
あっけにとられてボー然とするしか。

「苦手意識なのか苦手なのか?」と追い打ちをかけるような吉田アナの声。
「我慢が足りません」と武隈親方@黒姫山。
「左差しは稀勢の里得意の形。ただ、右上手がとれなかっただけです。しかしそこで我慢せず、左を差したらすぐすくい投げにいきましたね?悪い癖が出てしまった。そうすることで得意の形なのに腰高になってしまって、琴奨菊につけ込まれた。14日目の白鵬戦の時のように前に攻めて行く時はいいけれども、課題はまだ守りに弱いところ。苦しいところでどう勝っていくか、です」
「稽古の番数より質の高い稽古を」
「そもそも綱取りの話ばかりが先走ってますが、つなぐつながないじゃなく、優勝するのが前提でしょう?優勝を経験していない力士に横綱の推挙状を渡す、それは私はあり得ないことだと思いますよ。来場所はまず優勝を目指すことです。そこがスタートラインであって、綱取りはそれからです。」
そう言いつつ、両横綱を倒したことは大いに誉めて話をまとめあげた武隈親方(※ただしこの褒め言葉は千秋楽の全ての取組が終わった後のもの、念のため)。

武隈親方のコメントの数々に、この千秋楽の一番は「あってよかった一番」と納得する。
そして琴奨菊、よくぞ再び意地を見せてくれた!と。

そして。

すっかり騒然となってしまった愛知県体育館のざわめきの最中、千秋楽結びの一番の仕切り中も稀勢の里の話が続き、それでも聞こえてくる「はるまふじ~~~!!!」という声援。
稀勢の里のことが大切なのはわかるけれど、もっと両横綱について語ってくれないものか・・・?
優勝が決まってしまったうえに白鵬の全勝優勝の夢が断たれてしまったということで(そして一方の横綱の成績が不振ということで?)、結びの一番はなにやら中途半端な様相。

三連敗もした日馬富士への苦言はもちろんだが、白鵬への苦言も武隈親方の口から飛び出す。
「白鵬は昨日(14日)ばかりは冷静さを失っていましたね。取組の後は両者きちんと向き合って礼をするべきなのに、白鵬は立礼を欠いていたでしょう?横綱があれじゃあいけません。全力士のお手本になるべき存在が、あのように礼を欠くのはもってのほかです。皆さんが見てるんですよ。」
角界の御意見番の言葉は容赦ない。が、何故テレビにはこういう発言をする解説者が出ないのかな・・・白鵬に対しては黙認の解説者が多い。武隈親方もテレビ出演はあるけれど、テレビでこういう話を聞いたことが無い。もちろん、取組ありきだから仕方ないことではあるのか。

友からのチャットでは
「横綱同士のわりには顔がよくない・・・キセ・ガブのほうが緊張感あった」
「(日馬富士が)焦ってる」という情報が。
しかしそれから間もなく「白鵬がダメ」と一言。

ええ???
まさか、日馬富士が勝ったわけ!?

その「まさか」だった。ワンテンポもツーテンポも遅れてタブレットから聞こえてくる吉田アナの実況。
「突き刺さっていく日馬富士、しかし相撲は一方的だ、押し出し日馬富士の勝ちーーーー!!!」
・・・数秒で決着がついたらしい歓声とあらぬ色合いのどよめき。
騒然とした場内の様子は耳でも十分伝わって来る。

いても立ってもいられず、ケータイ大相撲から送られてくる日馬富士の取組結果情報から、即取組動画を確認。

なんじゃ・・・
なんじゃこりゃ・・・
一体どういうことなんだ!?
普段の白鵬じゃあり得ない。

よほど右脇腹が限界で土俵を割ったのか、それとも優勝して気が抜けたのか、それとも両方なのか・・・あるいは日馬富士の「負けたらクンロク」が脳裏によぎっていたのか?全部がいっしょくたになったのか?

取組が終わった直後、武隈親方がうーーーーんと唸る声が聞こえた。
「いささかちょっと残念な取組でしたね」(吉田アナ)
「私からすればちょっとどころか、おおいに残念な取組です。お客さまに大変失礼です。優勝も決まったし、連勝も止まったとはいえ、千秋楽には横綱同士の相撲を楽しみにしているお客さまたちがわざわざ観にいらっしゃる。それが、横綱がこんな気が萎えたような相撲をとってはいけません!横綱は全力士の見本にならないと。これはケガ云々の問題ではありません。」(武隈親方)

時間が迫っていたが、優勝インタビューまでは最後まで聞き。
吉田アナ「刈屋さんにはあの最後の一番を白鵬がどう思ったのか、感想を聞いてほしかったですね」
武隈親方「そうですね。ああいう相撲をとった後にどんな答えが返ってくるのか、そこのところ聞いてみたいなという気がします」
それを友にチャットで伝えると、「吉田アナ、もっともテロリストに近いアナウンサー!喋る地雷( ̄Д ̄;;」と・・・^^;
その後に続く日馬富士への武隈親方の苦言も聞き。
横綱としては落第点です。高安戦、千代大龍戦と、15日間相撲をとる際の体力の無さが露呈しましたね?大関としての成績ならいざ知らず、そこを突き抜けて横綱になったわけですから・・・」等々・・・胃がキリキリ痛くなりそうな言葉を足早な動きでごまかしつつ、オケ練の集合場所が見えてきてタブレットを切る自分。

帰宅して、深夜のテレビ観戦。しかし、肝心の日馬富士戦さえも気を失いそうになるていたらく^^;
仕方がないので翌朝もう一度目の覚めた状態でリベンジ観戦・・・。
解説は北の富士勝昭氏に舞の海くん。実況は藤井アナ。
武隈親方の解説が秀逸だったせいか(これより三役に限らず、幕内前半戦から終始興味深かった)、テレビ解説はなぜか記憶に残らず。

それよりも、言葉よりも、ずっと気になるのは白鵬の表情だった。

稀勢の里は顔を見るだけで「五月場所千秋楽の仕切りとかぶる・・・」と思ったけれども、そういうわかりやすさではなく、なんと捉えていいかわからない白鵬の表情。
まず、顔色自体が冴えない。
そして覇気が感じられず。汗の量もいつもより少ない。
対する日馬富士も、対横綱戦ということでなのか制限時間一杯後に腿の裏を叩く動作は皆無。ただ、こちらには少なくとも覚悟したような表情があった。仕切りの間に塩を撒く時にも、いつものように下からではなく上から手首のスナップをきかせての塩まきもあった。

稀勢の里の一番を受け、すっかり盛り下がったテレビ実況解説陣。「せめて熱戦を」と藤井アナ。しかし・・・

立合い。突き刺さった日馬富士が一撃で白鵬を後退させると、左から張って再び左はハズ押しで白鵬をさらに押し込む。もう一度突いて行こうとしたとき、すでに白鵬は無抵抗に土俵を割っていた。土俵から後ろ向きに落ちる白鵬の左手を両手で掴んで、落ちる衝撃をやわらげようとする日馬富士。

白鵬は立合い・・・何をしたかったのか!?そもそも当たりが無かった。右カチ上げのようなポーズには見えたけれども・・・あの横綱にしては中途半端すぎる。
そして、日馬富士の左ハズ二回はいずれも白鵬の右脇腹を直撃していた。日馬富士自身は狙ってのことではなく、いつもの突き押しのパターンではからずもそうなってしまったのだとは思うけれど・・・右脇腹以前に立合いそのものが腑に落ちない。

取組が終わって優勝式のため髷を整える白鵬が映し出される。そこにはいつもの汗ダラダラの白鵬がいた。脂汗だろうか・・・?

しかし、一般人ではフラフラしてしまうような天皇賜杯も、いつも通りこともなげに受け取る白鵬。長い授与式を見ていても、右脇腹の状態が全くつかめず。
気持ちの問題がやはり大きいのか。優勝インタビューも、最後の質問に対しては噛み合わずの、尻切れトンボな実況中継。
龍皇さんに対してのインタビューは前々から準備していたことがわかるかのように、よどみなく話してはいたけれど。
いずれにしても、自分のことになると覇気がなく沈みがちな声だった白鵬。こんな白鵬は初めて見た。正直、日曜日が参院選で良かった、と思った(なんとサンデースポーツはおろか、幕内の全取組ダイジェストも放送されなかった名古屋場所・・・)。いや、こういう場所こそ落ち着いたところでどんな話をするのかも聞きたかったかもしれない。

こうして、後味の悪い名古屋場所は終わった。
いくら日馬富士ファンでも、結びの一番はこの先も後を引くような一番だった。
もちろん、二ケタになんとかのせられたことには安心したけれど・・・。

でも、藤井アナの「それでは最後の残念な取組を二番、続けてご覧ください」には「それは無いでしょ!?」と藤井アナにがっかり。
(藤井アナ、アナウンサーである以前に完全に大相撲ファンの一人になり切っているとみた一言・・・w)

その中で私が希望を見出したのは二つ。
稀勢の里が、先場所までは取組VTRを見直して「あちゃー!」と言葉を発していたのが、今回ばかりは無言を貫いたこと。
二ケタ勝っても日馬富士は支度部屋で終始首を横に振っていたこと。

「あちゃー!」がある限り、横綱にはなれない気がする。キセにとっては「あちゃー」と言えるほど、軽い意味合いの取組だったのか?と、以前ガックリきたことがあった。言葉は言霊、軽んずるなかれ。
(※今年の五月場所だったか「稀勢の里は取組VTRを見直して「あちゃー!」と一言いうと、支度部屋に戻っていきました」(花道担当アナ)「あちゃー、ですか?」(藤井アナ)というやりとりがあり、私はその藤井アナの「あちゃー、ですか」の一言には未だに至極共感している)

負けて悔しさいっぱいの稀勢の里。
勝っても悔しさいっぱいの日馬富士。

おそらく、九月場所は戦場になる。
今となっては、いい相撲が見られればそれでいい。自分もそういう境地に達してしまった。
勝ち負けよりも内容。技術力の高さ。そして力士たちの心の強さ。
そういったものが見られたらいい、と思う。

大相撲は、観る側に本当に色々なことをおしえてくれる。
だから、やっぱり大相撲観戦はやめられない。

そして場所後、白鵬の会見記事にドン引きしそうになった。その翌日には朝青龍その人の記事も。

元朝青龍、白鵬の「あの男を超えて良かった」発言に大人の対応
デイリースポーツ
2013年7月23日 6:59
大相撲名古屋場所で元横綱朝青龍を上回り、外国出身力士で単独1位、歴代でも単独3位となる26回目の優勝を飾った横綱白鵬(28)が22日、名古屋市内で会見。モンゴルの先輩横綱に向け「あの男を超えて良かった。これで、もう文句は言われないだろう。しばらく威張っていきたいな。ガハハ」と高笑いした。
 白鵬の発言に対し、元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏は、大人の対応を見せた。「おれなんかより、まだ上があるんだから。ここで慢心したり、おごったりせず、相撲道に精進してください」と軽くいなした。モンゴルにいるダグワドルジ氏は、会見のコメントを日本のマネジメント担当者から聞き、取材に答えた。

白鵬の気持ちは本当にわからなくもない。わからなくもないけれど・・・
ここまで言うようになったということは、よほど体力切れで精神的にも緩みがきてしまったのか。
その後、白鵬と日馬富士は他のモンゴル人力士たちと同じ飛行機でモンゴルへ帰国。同部屋の石浦くんも連れて、石浦くんに乗馬の手ほどきをしたり、モンゴル相撲をとったりといった白鵬に関する現地レポートが聞こえてくる。

場所後に乗馬、モンゴル相撲。結局、あの右脇腹はなんだったんだろう・・・?

私にはひとつ、名古屋場所で気になったことがあった。
先場所までもそうだったのかもしれないが、それまでは気付かなかったのでわからない。

それは、白鵬の土俵入り。
せり上がりの時に、体の軸のバランスが悪かったこと。
右足に対し、左足を若干後ろに引いたような形で、そのまま化粧回しと合わせて20㎏ほどもある重い綱をつけてせり上がっていく・・・真っ直ぐではない下半身の構えで、体に歪みは生じないのか?と腑に落ちなかった。
それが直接、鶴竜戦にまで結び付いたかどうかはわからないけれど。
白鵬の土俵入りに気になる部分が、また増えてしまった。

言い訳に聞こえるかもしれないが、私はアンチ白鵬なのではない。
ただ、「木鶏」をわざわざ名工の手で彫ってもらってからの白鵬が、逆にどんどん木鶏から離れて行くのが不安なのだ。
それとも、木鶏を彫ってもらったことで木鶏にそれまでの相撲道を全て託し、「双葉山を追う相撲道」ではなく「横綱・白鵬の相撲道」に邁進することに決めたのだろうか?今こそ本性を見せる時だ、と意識が変わったのか?

26回目の優勝を飾り、朝青龍を追い抜いたことで、白鵬の野性化と、私の中で相容れない白鵬という力士の言動の矛盾が、ますます顕在化するかもしれない。

来場所以降の白鵬がどんな姿を見せるのか・・・
少し気になるのだった。

・・・というわけで、途中から「です・ます」が「である」に変わってしまった(笑)
「ですます」もまだるっこしい時が往々にしてある、といったところでしょうか^^;

そのうち名古屋場所総括(?)も書ければ書きたいと思ってはいます。思ってはw
でももう今週末から巡業が始まるんですね。
どうか皆さん、ケガなく元気に巡業を!そしてより一層パワーアップした九月場所に期待しております。

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