そして私も二日続けて「五時から相撲」しか(T ^ T)
ひとまず初日は遡って幕下は富栄・大原・照強だけとにかく録画相撲(他にも早送りしながら「あ!」と見直したのもあったにはあったようなw)。
幕下上位から幕内前半戦までは通しで録画相撲。
幕下、全部見たいよ〜。
そこに二日目の未視聴分(テレビの前にしっかり陣取れたのは大関戦ひとつ前の高安vs豪風戦から)が追加されてしまったうえに、前日の睡眠不足が祟って、昨夜は日馬富士の土俵入りチェックさえできずつД`)
どんどん体力が奪われていくな…まずい(-_-)
そんな中途半端な状況ですが、解説者一覧記事更新を今日こそと念じつつ、この二日間の感想を。
協会挨拶で見た上半身、僧帽筋が先場所より盛り上がっている印象だった横綱日馬富士、土俵入りも厳しい表情でしっかりと美しい所作を披露してくださいました。
(なお、初日の白鵬の土俵入りではテンクー兄さんの仁王顔ばかりに目がいってしまう私であった…さらに言うと普段は大横綱の土俵入りさえほとんど見ていない(^_^;)というか見ていられない。どうして?と言えるほどにどんどん苦手になっていく…名古屋場所五日目の録画をやっと見た時、千代の山の土俵入りの凄みには圧倒され画面に釘付けになってしまったけれど、相変わらず顔を背けたくなってしまうのが白鵬ただ一人。四股だけは自分の中で許せているという。すみません大横綱…でもこればかりは生理的なことでいかんともしがたく…)
余談ですが、ひとつ横綱土俵入りで初めて気付いたこと。
相撲健康体操で塵手水の型を私も初めて自ら実践して初めて認識したのですが、横綱が土俵入りして二字口で蹲踞し、最初に柏手を打つ前に「両手を膝の内側へ伸ばすと同時に頭をさげる」所作をしているのは日馬富士だけなのです。
白鵬も鶴竜も、二字口でしゃがむとまっすぐ前を向いたまますぐに柏手。
私は、日馬富士のこの「土俵に感謝するように」深々と頭を下げてスッと腕を両膝の間に美しく伸ばす所作が大好きです。型としてだけではなく、本物の「心」を感じる。
いつもいつも、見るたびに日馬富士は「自分を見せる」ために土俵入りをするのではなく、「土俵の神様に感謝の気持ちを込めて」土俵入りしている、と感じるのです。
いつぞやも書いたことではありますが。
たぶん、白鵬には「我」を見てしまうから、目を背けてしまうんだろうな私。
感謝しながらの土俵入りだったら、最初に頭を下げる場面に限らず、あらゆる所作が違うものになっているのでは、と。
(もちろん邪気払いの意味としての土俵入りを考えれば気迫は歓迎なのですが…それに加えて白鵬は「付け足し」と「伝統の省略」が多すぎるの…私の感性の中では…)
鶴竜はまだ試行錯誤中に見えるので…ノーコメント。
でも、日馬富士には明治神宮での初披露の時から、「自分を超えた」存在への畏敬の念を感じるんだよなあ…贔屓目とかそういうことではなく。相変わらず柏手が「ぺち」となること多々で頼りなくはありますが(笑)
そんな日馬富士の初日の対戦相手は、遠藤。
場所直前の首痛の話で気が気ではありませんでしたが、横綱なんと頭から突っ込んでいきました。しかも柔らかい遠藤よりさらに数段低く!なんてこった。
取組が終わって首を振る様子に背筋が凍りそうになりましたが、取組では逆に足首の状態の方が不安に感じてしまった。下半身がいまひとつ万全ではない印象。
それでも、しっかり相手を見てタイミングよく叩き込み。
それにしても…遠藤ってやはり小さい…
日馬富士より体重があるのに、二人が向き合った時、日馬富士のほうが数段大きく見えたのは一体。
これが「大きく見え始めた」時に、遠藤の存在感が本物になっていくのだろうか。その意味で今の遠藤が刻々とどう変わっていくのか、本当に楽しみ。でも、すでにこの初日の取組も、二日目の白鵬戦も、短い時間の中にも見応えのある遠藤でした。
二日目。
日馬富士、因縁の「千代大龍」戦。
しかも、いつぞやの千代大龍の「鳥居テーピング」に対抗するかのように、背中に「少しテープがはがれた鳥居テーピング」…(;ω;)
見た瞬間に「もう立合い見たくない」病になる寸前でしたが、目を背けている場合ではない!と見届けました。
(今思えば、これで疲弊してしまって昨夜はバタンキューだったのかしら…)
でも、やはりしっかりと踏み込む横綱!!!気付けば千代大龍、押し出されて土俵下に転げ落ち。
首を振る仕草はなかったけれど、勝ち残って土俵下に立っている厳しい顔つきが少し気になりました。
二日間、強い気持ちと責任感が見られてとにかく良かった(思い出しながら久々涙目…(^_^;))。
今日は、今場所も豪栄道相手に脅威の土俵際突き落としを見せた高安戦。
高安の捻り技を食らわされる前に、横綱が立合いと鋭い反応で勝機を一秒でも早く見いだせますように…(すでに心はどよーん)。
ああ、ダメだなあ。
今場所も日馬富士に関してだけは気弱であります(T▽T;)
横綱…
ファンにとっても辛い立場の響きです。
そして。
初日、伊勢ヶ濱部屋関取衆がバタバタと黒星を喫していく中、その流れを止めて横綱をも白星に引き上げた(いやそれは違う)のは、ハルオ!てるてる!照ノ富士!!!
あらためてこの子の「無垢故の恐ろしさ」には感じ入りました。
無垢故の恐ろしさ、といえば、前日に放送された「ジャンクスポーツ」でのハルオちゃん。
モンゴルで付き合っていた彼女のために、ジーンズをハート型に切って「あったかい気持ち」を表現しようと「ハート型にガソリンをかけて」火をつける奴。
((((;゚Д゚)))))))
「ついたり消えたりして失敗した」とのオチで安心していいのか固まっていいのかわからない反応をした視聴者、続出していたことでしょう。
※ご覧になれなかった方はこちらをどうぞ:
そんなハルオの序章がバラエティ番組ではなく、本場所の土俵でもついに「本物の恐ろしさ」を見せた初日。
人生「初」の大関戦、琴奨菊戦。
以前から琴奨菊の相撲を見ていて、ずっと「やってみたかった」という技(???)を、何の躊躇もなくやってのけた子。
案の定ガブちゃん、これを食わされると百発百中でダイブですから…見事すぎるほどの初日黒星を喫してしまった…( ̄_ ̄ i)
この立合い変化に賛否両論のようですが、私は照ノ富士を褒めたい。
ここまで躊躇なくやってのけると、これはもう脱帽するしか無い。
こんな鮮やかな変化は、そうそう望めるものではありません。
どちらも火花を散らす強い気持ちがあった、というのがカギ。
気持ちの弱さ、からではない、「戦い」。
それでも、まだまだ甘いということが裏を返せば見て取れる照ノ富士。戦いの中に「遊びの心」を侵入させることができてしまう余裕が、この子の中にはまだまだ存在する。だからこそ恐ろしい。どちらに転ぶのかわからない恐ろしさ。
無垢なまま巨体になってしまった、罪なき少年が本当の罪を犯さないよう、師匠の伊勢ヶ濱親方は手綱をキツく締めたり緩めたりしているのでしょう。
この「師匠怖いです」と言いながらも「テヘペロ(・ω<)」をも併せ持つ少年を操れるのは、もはや「組長」しかいないかもしれません。
延々書きそびれている伊勢ヶ濱部屋の朝稽古見学記事ですが、私が見学した日の照ノ富士は、師匠が登場する前には土俵の外でいきなりエレキギターを構えるように腰を振ったり、にこやかに土俵の中の様子を見ているのみ(ほぼ)という衝撃の稽古風景を見せてくれました。
師匠が登場しても、あまり率先して基礎運動をしないてるてる。
師匠がついに重い声で「おい、四股何回踏んだ?」と。
「200回です」と答えるてるてる(…ウソや!!!wwwww)。
「…毎日、四股500回(300回、だったか?すみません…でも300どころではなかった記憶が)。鉄砲○○回(これも飛び出そうな数字)やれ。
いいな?お前のために言ってるんだぞ。わかるか?」
「はい」
…と言って四股を踏み始めるてるてるだったが、とても師匠の目標値にはたどり着けないようなペース。
日馬富士の「何気なくも究極のクオリティの稽古」を汲み取れていない、「名古屋で膝を痛めて入院したにもかかわらず、稽古場に降りれば黙々と基礎運動をやり続ける安美錦」の姿も目に入っていないてるてる…(どちらの関取の稽古風景にも泣けました…このお二人は本当に尊敬するしかない)。
そのような子供のてるてるだから、師匠はよーくわかっているが故に、この琴奨菊戦の後に「叱るのではなく頭に入ってくるよう懇々と」諭した…のでしょう。
飴と鞭を巧みに使い分ける、技能派師匠…。
この子が師匠の言葉を血肉にできる瞬間が訪れた時、照ノ富士の真の強さが現れてくることでしょう。それが一日でも一秒でも早く訪れんことを…ほんと、四股踏まないと「稽古の虫」の遠藤にあっという間に置いて行かれちゃうよ。把瑠都のようなことになりませんように。
この気持ちの強さを持ちながら、技能派ひしめく伊勢ヶ濱部屋で本当の意味で揉まれれば(あるいは「自覚」が出てくれば)いいなあ…と期待しています。
その子の二日目。
ついに横綱戦!相手は鶴竜。
(伊勢ヶ濱部屋で良かったよ…_| ̄|○間垣部屋が存続していたら、日馬富士の力士生命そのものに関わりそうな気がしてしまう_| ̄|○もとい!てるてるが覚醒したのは伊勢ヶ濱部屋に転属になったからこそだ、うんそれは絶対言えること)
立合い甘くても、やはり天からいただいたパワーでもろ差しの鶴竜を巨大ヘビのように締め付けるハルオ。
あの恐ろしい体勢から右腕を抜くことができるという鶴竜のさすがの技能&相撲ヂカラには目を剥くしかありませんでしたが(そして鶴竜のさすがの下半身にも…こういうところにてるてるの基礎稽古不足が露見)、ハルオは稽古場よりも本場所の土俵で驚異的な勉強をしていくタイプに思えました。
(ドルジと同じタイプなのかもしれない…でもドルジには若い頃の壮絶な貯金があったからこそあの相撲ができたわけで、比較する対象にもならないかもしれない)
余計なことを全く考えない集中力というのは、人を化けさせる究極のパワーを持つものであります。
彼に「強い意思」がある限り、その相撲からは目が離せません。
さあ、今日三日目は早くも白鵬戦だ!!!
負けても一瞬で終わらせない一番を超期待!
横綱の立合いにも注目です!
ついでに、初日の幕下ご贔屓さん。ああ〜大原。これ以上惚れさせるな〜〜〜!!!(*´д`*)ハァハァ
夏に高砂部屋の朝稽古を見に行った自分としては、対戦相手だった初幕下の朝輿貴も気になったとはいえ(そして朝輿貴の取組前コメントに吹きまくったwww)、大原の動きを見て卒倒しそうになりました。
とりあえず録画を確認した時のツイートを貼り付けておしまいとしましょう…。うーん、大原くん、本日取組なし。四日目に出るとしたら、私が生観戦する五日目は…どっちだ!!!???(;ω;)
↑ポニーテール照強再び(笑)
大原くんも照強も、上背がないのに隆の山の体重とさして変わらない…と思うと、この二人の体つきと相撲にはほとほと感心するしかない。
いい場所になりますように!
あまりに偏りすぎた記事しか今場所も書けない気がしますが、その他は万一ご興味あればTwitterをご参照いただければ…(^_^;)
(そちらも偏ってはいますが少しは他のこともwww)
今日も邪魔が入るのは目に見えていますが、さらなる追加の邪魔が入りませんように!!!
【追記】
後からダイジェストを見てみたら、ハルオは極め技から左手を自ら離して、鶴竜の右かいなを思いっきり返しながら横綱の左廻しをさぐろうとしているようにも見えました(^_^;)
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