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2017年5月14日 (日)

H29年大相撲五月場所初日:関取衆休場者無しも2横綱1大関に黒星(皇太子夫妻ご観覧)

ツイッター観戦をしないと疲労度が激減することが判明(多分・・・苦笑)
単に私の情報処理能力の問題とも言えるかもしれませんが(そして日馬富士の勝敗に大きく左右される面も否めず)(^o^;)

様々な話題を含んで迎えた五月場所ですが、幕内実況解説も最初から低空飛行気味。
北の富士さんの先場所以上に萎んだような顔つき・体つきも気になります。
(萎んだと言えば、休場明けの与之吉さんが幕内土俵入りを先導する姿を見て、その激痩せように目を疑いました・・・いつものあのふっくらとした顔立ちが・・・)

初めて東の正横綱として初日の結びの土俵に立った稀勢の里。
速くて上手い嘉風の右からのおっつけで全く左は封じられ右は差され、上体が伸びると押し出されて完敗。
嘉風の右肘、完璧に稀勢の里の左差しを許しませんでした。

解説が稀勢の里に関し口に出すのも不安要素ばかり。
明日は同じく巡業を休場していた隠岐の海との対戦。
しかし隠岐の海、今日は豪栄道にすぐ勝負を決めさせなかったし、いつもどこで力を発揮するかわからない不気味さを秘めている力士です。
稀勢の里、序盤の三日間が勝負となりそうです・・・。

4横綱の中では比較的順調と見られていた鶴竜も、御嶽海相手に引いてしまうとは。
初日をクスリに明日以降「引かない」を心に決めて横綱の意地を見せてくれい。

白鵬は千代の国戦。
私からすれば、千代の国が初の横綱戦(しかも白鵬)というだけで感動モノでした。
いきなり張って上手とっての横綱の速い攻めに土俵際で突き落としを狙う国ちゃんでしたが、すでに体は土俵を割っていた。
しかし白鵬も、突き落としを食らった際に足が揃ってそのまま上体が前に流れていました。
立合い張り手からの攻め方にしても、必死さが気になります。
ただ、体はここ数場所を考えれば一番良好?先場所途中休場しての今場所ということで調子が狂う面もあったかもしれませんし、序盤から徐々にペースがつかめていけばどうなっていくかはわかりません。

そして、稀勢の里以上に不安要素多々の満身創痍・日馬富士。
その日馬富士が全横綱の中で、一番安定した日馬富士らしい速攻もろ差し相撲(琴奨菊戦)を見せました。
体調的にはできれば春巡業を自分も休場したかったであろうこの横綱、膝の不調で水を抜きながらも「俺たちが抜けたら誰もいなくなる」と巡業を全うし、巡業打ち出しとなるニコニコ超会議場所二日目のトーナメント戦では素晴らしい内容(上手投げの嵐)で見事優勝。
花相撲でも手を抜かない真摯さで勝ち取った優勝から、五月場所へとはずみがつけばいいなと願っていましたが・・・
初日だけではまだまだわからない。でも苦手力士相手の初日白星発進は大きい。
明日は遠藤戦。巧さにおいては気を抜けません。墓穴を掘りませんように。
そして何より、数場所鬼門となっている三日目を切り抜けることです。切り抜けろ日馬富士!頼む!

その遠藤、「永谷園対決」で大関照ノ富士を相手に実に上手い流れのある相撲で白星発進。ハルオの大味さが出てしまった・・・張り手は封印したらどうだろう。(´д`lll)
低い遠藤、照ノ富士を抱え込むように攻めて左手で照ノ富士の左脚を浮かせたのもうまかった。

豪栄道はひとまず危ういながらも下手投げで隠岐の海を下し白星発進。
調子が上がってくるよう願うのみ。でも今場所のキーマンの一人だという気がしている私。

でも幕内で私的に一番見応えがあったのは激しい突き押し炸裂の松鳳山vs貴景勝でした。貴景勝、素晴らしい!相変わらず自分の相撲についても明確な考えを持っていて、何をするべきかがハッキリしている。期待、期待!
小柳改め豊山も良い四股名をもらって楽しみであります。

十両以下、印象に残った力士:

☆翠富士。
 錦富士より先に幕下昇進、初幕下の取組を見ていて(VTR紹介)「あれ、ここまで小さくて細い力士だったんだっけ・・・?」とびっくり。
伊勢ヶ濱部屋の小兵らしい鮮やかな技で白星発進。

★水戸龍(トゥルボルド)
鳴り物入りの入門(幕下15枚格付け出し)を果たしたトゥルボルドでしたが・・・
場所前の出稽古で十両の青狼に全く歯が立たず、プロの壁を実感したというだけあって(?)あの体でも天空海に当たり負け、全く相撲にならず。
緊張でガッチガチだったのもあるのでしょうが、地力がそこまで無さそうな様子にもびっくり。
学生相撲出身者を見ていると、立合いの当たりが入門してから何年も経て初めてプロレベルになってくる、という印象がほとんど。そして体が出来上がらないうちに怪我をして伸び悩む、というパターン。
水戸龍、錦戸部屋で果たしてどれだけ開花できるのか。注目してみたいと思います。

☆貴源治
 ついに新十両。しかし土俵上で緊張したそぶりは全く見えず、むしろ全面的に強気な表情がなんとも印象的。こういう表情になってきたのは先場所か先々場所あたりから顕著?以前は全然そうじゃなかったような・・・(それともそこまで見ていなかっただけなのか?)
立浪親方(旭豊)がコメントした通りで「(貴源治の良さは)気が強いところ」。
先輩関取の明生を相手に、立合いから回転の速い激しい突っ張りで攻め場内どよめき。腕が長いからなおさら見栄えがする。そこからすかさず左を差したが明生が左上手で形勢逆転、しかし投げの打ち合いで貴源治は腰を相手に寄せながら右からのすくい投げ。
先に明生が土俵を這いました。
取組数が少なく「勝たなければ」という気持ちの方が強くなる幕下に対し、15日間ある十両は立浪親方によれば貴源治には有利に働くのでは、とのこと。
気持ちの強さ、確かに有利に働きそうです。のびのびいい相撲をとってほしいですね。

・思い出の土俵
幕下以下の進行が早すぎて、昭和58年夏場所(関脇北天佑初優勝、ダブル三賞で大関昇進を決めた場所)の映像が堪能できました。
横綱隆の里の強さと鍛え上げた地位を物語る体つき、若嶋津が細くても下半身が全くブレない力強さ(いや、この強さが大波三兄弟にあれば!)、旭富士がまだただのナマコっぽかった頼りなさ(でも新大関朝潮を破る動きと技!)などなど。面白かったー!

他、瑣末なこと:

萌黄色というか蛍光色の呼出しさんの着物が目に刺さる・・・
今日は伊之助さんも似たような色合いの装束でご登場。その背後にさらに輝くような蛍光萌黄の呼出しさんが映り込み、思わず夕方なのにサングラスかけたくなった。

荒鷲の不思議な生物の化粧まわしが気になった。伸び上がった羊?一瞬、ツチノコかと思いましたよ。
どなたか、あの図柄の正体をご存知でしたら教えてください・・・夢に出てきそうです・・・

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コメント


北の富士さん、顔色があまり良くないように見えたのですが・・・
身体の調子はどうなんでしょうね。
あまりムリはしないで欲しいです。

荒鷲の図柄は、ネコか虎のような感じですね(笑)
確かに一見、ツチノコみたいに見えますね(*^m^)

私も日馬富士を一番心配しているのですが・・・
巡業も本当は休みたかったと思います。

ただ今場所も、とにかく序盤さえ乗り切れば、気持ちは強いですからノッて来るのではないかと思います。
(それにしても、先場所のヘンな憶測が無くなったとのこと、良かったです♪)

白鵬はここ最近では結構良くなった印象です。
でも若手が白鵬を恐れなくなって来たことが一番の鍵です。
やはり以前とは強さが比較になりません。

稀勢の里は、何か方法を考えないといけませんね。
初日に攻略方法がバレてしまった感が (;´Д`A ```

照ノ富士は何であんな立ち合いだったのか・・・?
稽古のVTRではイイ相撲を取っていたのに(汗)
しっかり脇を締めて行かないと、いつももろ差しになられては振って余計に膝を悪くしているような(泣)

豪栄道は速攻で前に攻めないと、足首が悪化しそうです。
今日もヒヤヒヤしました。

水戸龍はアッサリ負けてビックリでしたが、何でも塩を撒くように言われて一層緊張が高まったようですよ。
http://www.sanspo.com/sports/news/20170514/sum17051416130006-n1.html
この記事にありました。

翠富士は、やっぱりカッコイイ相撲を取りますね♪

貴景勝、貴源治ともに気が強いのが良いところです!!
やはり気持ちの強さは一番大事なところだと思います。


みんないろんなところが痛い中で相撲を取っていると思いますが
とにかく無事に取りきれることが一番です。
ケガの悪化や、新たなケガなどをしないように見守るしかありません。
見ていてハラハラドキドキです。


ルードさん>

荒鷲、ネコ科動物でしたか!なんだかぬらりひょんとした形に見えてギョッとしちゃったんですよねwww
今日は凝視してみます!

水戸龍は確かに塩まきで挙動不審になってましたね(笑)
天空海までぎこちなく見えたので、なんだかつい笑ってしまいました。
一度土俵に上がったことで、次は緊張が溶けるかもしれませんね。

ケガをしているのは皆一緒なので、実況解説もケガのことばかり触れず相撲自体の話を進めてもらえないものかと・・・
そういう話ばかり聞いていると聞いている方も気分的に滅入ります(^o^;)
ほんと、無事に終わりますように!それだけです。

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